山田涼介、猛暑の撮影も「プロなんで」顔だけ発汗せず 浜辺美波はピアノ特訓で「指がもげそう」
2024年1月27日 17:21
山田涼介が主演し、ヒロイン役で浜辺美波が共演する映画「サイレントラブ」の公開記念舞台挨拶が1月27日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、山田と浜辺をはじめ、野村周平、古田新太、内田英治監督が出席した。
本作は、「ミッドナイトスワン」で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田監督がオリジナル脚本を手掛けたラブストーリー。ある出来事をきっかけに声を捨てた青年が、目が不自由になり夢が途絶えかけている音大生と静かに思いを紡いでいくさまを描き出す。
主人公の蒼を演じた山田は、「公開までの約2年、僕らはこの『サイレントラブ』を温めてきました。いよいよ皆さまのもとに届くのかと思うと、すごくうれしいです」としみじみ。「最後のカットはツーパターン撮っていて。僕らには、どちらのパターンになるか伝えられていなかった」そうで、「完成作を観て『ああ、こっちのパターンになったんだ』と思いました」と語る。内田監督は「SNS社会になり始めた頃に、情報量が多いなと思って。情報量が少ない物語がやりたいなと思った」と着想について明かしていた。
浜辺が演じたのは、目が不自由な音大生の美夏役。「ピアノは初心者だったので、難しかった」とピアノの猛特訓にも励み、目が不自由な役であることから「視線を落としていた。山田さん、野村さん、皆さんの表情が見られないということが、すごく難しかった。体温や指先から感情を動かすというのは、初めての体験でした」とチャレンジングな役柄になったという。
久石譲が本作のためにオリジナル楽曲を手掛けており、劇中で浜辺は、久石による楽曲の演奏にもトライした。「久石さんの曲は上級者向け。最後までこの曲は難しいなと思いながらも、弾きたいなと思えたのは曲がすばらしかったから」と浜辺が魅力を口にすると、同じくピアノを練習した野村が「難しすぎて、入り込めた。『わああ!』となった」と悪戦苦闘の日々を回想。浜辺は「やることがありすぎて、脳みそがパンパン。指はもげそうになっているし」と苦笑いを見せつつ、2人で「楽しかった」と充実の表情を見せていた。
またタイトルにちなみ、それぞれが「サイレント解禁コーナー」と題して、秘密を公開する一幕もあった。山田は「蒼がスクラップ工場で働いているシーンがあった。そこで車を押しているシーンがあったんですが、僕が怪力なのか、車が軽すぎるのかわからないんですが、めちゃめちゃ軽くて、サーっと押せちゃうんです」と撮影秘話を告白。「いかにして重そうに見せるかみたいなのは、めちゃくちゃ苦労しました」と続けると、浜辺が「見ていなかった。そんなシーン、ありました?」とぶっちゃけると、山田が「あるよ!あるよお」とツッコミ。場内が笑いに包まれるなか、山田は「(劇中の)あなたのために頑張って働いたんだ!必死こいて働いた。昼夜を問わず」と物申しつつ、「もう一回観ようね」とリピート鑑賞を勧め、浜辺も「はい」と笑顔で応じていた。
「すごく暑い夏で。日射病になった」と打ち明けた内田監督は、「この4人がすごくやさしかった。感動していました。やさしさで、映画が完成しました」と感謝しきり。続けて「役者さんって、汗が出ないんですかね? 画面を見ても、暑いというのがわからない」と疑問を投げかけると、山田が「普通にかいています。顔には、出ないですね。プロだから」とさらりと語り、会場を驚かせた。
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