奥平大兼×鈴鹿央士「PLAY!」は“モデル”の学校でも撮影! 徳島で培われたキャスト陣の絆【メイキング写真入手】
2024年1月17日 10:00

奥平大兼と鈴鹿央士が主演する映画「PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて」の現場レポートとメイキング写真が、このほど公開された。
“eスポーツ”(コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称)を題材にした日本初の劇映画である本作は、徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。
徳島県の高等専門学校に通う翔太(奥平)は、「全国高校eスポーツ大会メンバー大募集」という校内に貼り出された勧誘ポスターに興味を持ち、ポスターを作った一学年先輩の達郎(鈴鹿)に連絡を取る。達郎は1チーム3人編成のeスポーツ大会「ロケットリーグ」出場のため、翔太に加えて、Vtuberに夢中の亘に声をかけ、なかば強引に出場チームを結成。次第にeスポーツの魅力にハマっていき、東京で開催される決勝戦を目指すこととなる。
(C)2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会メイキング写真は、奥平、鈴鹿、それぞれがeスポーツと真剣に向き合う様子や、撮影現場の学校の屋上でチームメンバーの亘演じる小倉史也とともに3人揃ってピースサインをする仲睦まじい姿などをとらえている。
本作の監督を務めたのは、「ロボコン」「のぼる小寺さん」などで知られる古厩智之。古厩監督流の演出は、まず俳優に自由に芝居をさせてから、役のエモーションや心情についてアドバイスをするというもの。画作りのための芝居ではなく、芝居ありきで撮影していくため、俳優はカメラを気にすることなく演技に集中できるのだ。たとえば、教室で達郎が亘をチームに引き入れようと申請用の写真をバシャバシャと撮るくだり。これは古厩監督が振りを付けたわけではなく、鈴鹿と小倉から自然に生まれたものだったという。
奥平「ゲームをみんなでやっているシーンなど、いつもと違ったお芝居や撮り方なども、撮影していてとても楽しかったですし、若者がひとつのものに熱中して、何かを目指す尊さを経験できました」
(C)2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会
(C)2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会シーンの大半は徳島県で撮影され、学校のシーンは物語のモデルとなった阿南高専でロケを実施している。予告映像にもある、三上桃子(山下リオ)が翔太たちにインタビューをする場面は、eスポーツ研究会立ち上げの頃から実際に使われていた部屋。そのため「3人の物語がここから始まった」という実感を現場の全員で共有することができたのだ。
(C)2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会また、校外のシーンについても、古厩監督は3人が生まれ育った土地で、キャストやスタッフが感じたものを“映像で捉えたい”と考えていた。古賀俊輔プロデューサーも「徳島は、空港から市街地が離れていることもあり、東京から行くと本当に遠いです。その物理的な距離の遠さを体感することがリアリティになると思い、徳島のシーンはすべて徳島で撮る前提で段取りを組みました」と、徳島ロケの必然性を感じていたようだ。
阿南市、本作のカメラマンが暮らしていたという美波町、そして古厩監督が魅了された日和佐を軸に、劇中で映し出される徳島の“ある町”を構築。そうして、2023年1月~2月初旬にかけて行われた徳島ロケで、俳優たちは東京という日常を離れ、同じホテルに滞在しながらの撮影で、ゆるやかながらも親密な関係を築いていた。
鈴鹿「自然に囲まれ穏やかな時間が流れる中で、のびのびと撮影できたことがとても楽しかったです」
(C)2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会3人の関係性はフラット。劇中の翔太、達郎、亘のように付かず離れずだが、食事休憩はおのずと一緒に取っていた。その日のシーンを誰かが先に撮り終えても全員が終わるまで現場に残り、3人揃ってホテルに帰る。その様子からも、お互いへの思いやりが感じられた。徳島パートをすべて撮り終えてから東京へ移動。3人が秋葉原をさまようシーンや、eスポーツ大会決勝戦のシーンを撮影し、本作は無事クランクアップを迎えたのだ。
(C)2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会「PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて」は、「サクラ大戦シリーズ」等を手掛け“ゲーム界のレジェンド”と称される広井王子が企画・プロデュース。3月8日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
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