第75回エミー賞“最多10冠”「一流シェフのファミリーレストラン」をはじめ、ディズニープラス配信作品が計30部門受賞
2024年1月17日 19:00
テレビ界最高の栄誉とされる第75回エミー賞の授賞式が、1月15日(現地時間)に米ロサンゼルスで開催され、コメディシリーズ部門では、ディズニープラスで配信中の「一流シェフのファミリーレストラン」が作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞など最多10冠に輝き、圧倒的な存在感を示した。
「一流シェフのファミリーレストラン」は、超一流レストランでのシェフ経験を持つ主人公が、亡き兄の遺したシカゴのサンドイッチ店の立て直しに奮闘するさまを描くドラマ。主演男優賞に輝いたジェレミー・アレン・ホワイトが、ギリギリの経営状態、気が強く一筋縄ではいかないスタッフたち、ぎくしゃくした家族関係など山積する問題を前に、店と自分自身を変えようと奔走する主人公のカーミーを好演した。現在、ディズニープラスで、シーズン2まで配信中。すでにシーズン3制作も決定している。
俳優のライアン・レイノルズ(「デッドプール」シリーズ)とロブ・マケルヘニー(「神話クエスト レイヴンズ・バンケット」)が、世界で3番目に古いプロサッカークラブの買収・経営に乗り出すドキュメンタリーシリーズ「ようこそレクサムへ」が、リアリティ番組部門で作品賞、監督賞を含む5部門で受賞。低迷するクラブを立て直そうとするふたりのオーナーの成長、彼らの奮闘に心を動かされる地元の人々が描かれる。
また近年、テレビ番組の賞レースでは常連となっている「アボット エレメンタリー」は、キンタ・ブランソンが主演女優賞を受賞。予算に乏しいフィラデルフィアの公立小学校を舞台に、ブランソン演じる主人公の教師・ジャニーンらが、子どもたちに良質な教育環境を与えようと奮闘する日々が描かれる。
世界で最も成功したソロアーティストのひとりであるエルトン・ジョンが、2022年11月20日に行った北米での最後のコンサートの模様を収録した「エルトン・ジョン・ライヴ Farewell From Dodger Stadium」は、バラエティ・スペシャル(ライブ)部門で、作品賞をはじめ、3部門を獲得。名作アニメの30周年を祝った「美女と野獣 30周年セレブレーション」は2部門に輝いている。
さらに、硬派なドキュメンタリー「1619 プロジェクト アメリカ奴隷制度の歴史」、シーズン4継続が決まった「マーダーズ・イン・ビルディング」、SF映画の金字塔である「スター・ウォーズ」から派生した「マンダロリアン」「スター・ウォーズ ビジョンズ」など、ディズニープラス配信作品の受賞は計30部門を数えている。
コメディ・シリーズ/作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞(ジェレミー・アレン・ホワイト)、助演女優賞(アヨ・エデビリ)、助演男優賞(エボン・モス=バクラック)、キャスティング賞、映像編集賞、音響編集賞、音響ミキシング賞
リアリティ番組/作品賞、撮影賞、監督賞、画像編集賞、音響ミキシング賞
バラエティ・スペシャル(ライブ)/作品賞、音響ミキシング賞、技術&カメラワーク賞
バラエティ・ノンフィクション・リアリティ番組/衣装賞、メイクアップ賞
アニメーション/作品賞、キャラクターアニメーション賞
ドキュメンタリー・ノンフィクション/作品賞
30分シリーズ/撮影賞
スタント賞
モーションデザイン賞
30分ドラマ/プロダクションデザイン賞
リミテッド・アンソロジーシリーズ/音響編集賞
アニメーション部門/プロダクションデザイン賞
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