アンリ・ミショーのメスカリン素描を映像化 折笠良監督「みじめな奇蹟」2月上映、日本語版ナレーター町田康トークも
2024年1月9日 18:00
第47回オタワ国際アニメーション映画祭短編部門グランプリを受賞した「みじめな奇蹟」の日本プレミア公開が決定、2024年2月21~23日の3日間、池袋・新文芸坐で開催される「ニューディアー短編アニメーションフェス!」で上映される。
「みじめな奇蹟」は、文字を動かし変容させるユニークな手法のアニメーションで唯一無二の世界を作り上げるアニメーション作家折笠良の最新作。フランス、カナダ、日本の3カ国による国際共同製作で作られた本作は、昨年10月、ワールド・プレミアの機会となった第47回オタワ国際アニメーション映画祭短編部門にてグランプリを受賞し、世界から大きな注目を集めた。
薬物摂取時の特異な精神的体験を記述したアンリ・ミショーの同名エッセイを原作とする本作は、フランスの名優ドニ・ラバン(「ポンヌフの恋人」「ホーリー・モーターズ」)をナレーションに起用した。今回の日本プレミア上映にあたっては、文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業のサポートのもと作られた日本語版も同時公開される。日本語版ナレーターを小説家&ミュージシャンの町田康が担当した。4Kプロジェクターと最新音響設備を備えた新文芸坐での上映によって、凄まじい密度とスピードで変化していく手描きアニメーションを大迫力で堪能できる。
「ニューディアー短編アニメーションフェス!」では、「みじめな奇蹟」の上映に加え、世界中で受賞を重ねる短編作品を集めたオムニバス「指先から宇宙まで 素晴らしき短編アニメーションの世界」のアンコール上映、さらには2023年夏にMBS/TBS系全国28局ネット放映の和田淳監督によるショートアニメシリーズ「いきものさん」初の劇場上映を含む、ニューディアーがこれまでプロデュースしてきた様々な短編アニメーションを一挙に上映。折笠良監督、町田康氏のほか、和田淳・水江未来・水尻自子ら日本を代表する短編アニメーション監督や、TVアニメ「いきものさん」のスタッフも日替わりゲストとして毎日登壇。会場では、オリジナルグッズの販売も予定している。
●日程・・・2024年2月21日(水)・22日(木)・23日(金・祝)
※時間未定:19時台スタートを予定しています。
※指定席券は上映1週間前、オンラインは0:00、劇場窓口は9:00から販売
※各日ともにA→B→Cの順に上映。その後、20-30分程度のトークを行います。
※上映作品は予告なく変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。
クリス・サリヴァン「コントロール・ユア・エモーション」(7分9秒)
水尻自子「不安な体」(5分47秒)
冠木佐和子「I’m Late」(10分36秒)
和田淳「半島の鳥」(16分08秒)
水江未来「ETERNITY」(21分00秒)
◆日替上映! 2/21(水)の上映作品
「カメの回」(主音声・副音声)(3分)
「いきものさんクイズ 1問目」(1分)
「ネコの回」(主音声・副音声)(3分)
「いきものさんクイズ 2問目」(1分)
「チーターの回」(主音声・副音声)(3分)
「一休ものさん」(1分)
「海獣の回」(主音声・副音声)(3分)
「タコの回」(主音声・副音声)(3分)
「IKIMONO YOGA 1」(1分)
「イヌの回」(主音声・副音声)(3分)
「IKIMONO YOGA 2」(1分)
「トンビの回」(主音声・副音声)(3分)
「ヒツジの回」(1分)
「クマの回」(主音声・副音声)(3分)
「チョウの回」(主音声・副音声)(3分)
「特別編」(90秒)
「カメレオンの回」(15秒)
「雨の回」(主音声・副音声)(3分)
「インコの回」(15秒)
「愛の回」(主音声・副音声)(3分)
「とりの回」(1分)
「リスの回」(15秒)
「朝の回」(主音声・副音声)(3分)
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