堺雅人&麻生久美子、イルミネーション新作「FLY!」でカモの夫婦に ヒコロヒーは“ワル”のハト役
2023年12月19日 07:00
アニメーションスタジオ、イルミネーションの新作「FLY! フライ!」の日本語吹き替え版に、堺雅人、麻生久美子、ヒコロヒー、黒川想矢、池村碧彩が参加していることがわかった。あわせて、吹き替え版の予告編もお披露目された。
本作は、「ミニオンズ」「怪盗グルー」「SING シング」「ペット」シリーズや、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」などで知られるイルミネーションによる、7年ぶりの完全オリジナルストーリー。渡り鳥なのに、一度も移動をしたことがないカモの一家が挑む、約3000キロにおよぶ冒険を描く。
堺が演じるのは、カモ一家の父親・マック。とても家族思いだが、ちょっと神経質な一面もある。最初は旅に消極的だったが、家族の強い希望に根負けし、遂に人生で初めての大きな一歩を踏み出す。麻生は、明るく頼れる家族の母親・パム役。気弱なマックを勇気づけ、家族のピンチを幾度も救う頼りがいのある存在だ。
「怪物」で知られる黒川扮するダックスは好奇心に溢れ、自立に憧れる兄。家族の住む池にやってくる渡り鳥たちを見るたびに、「いつか旅に出たい!」という思いを強くしていく。池村演じるグウェンは、いつも元気いっぱいでおてんばな妹。彼女の溢れんばかりの無邪気さは、時に家族を困らせるが、たまらなくキュートなその表情に、誰もが心を奪われる。そしてヒコロヒーは、一家が旅の道中で出会うハト集団のリーダー・チャンプ役を務める。小さな体に似合わず、ギョロっとした目で睨みを効かせる姿は、まさに“ワルの親分”そのものだが、実は仲間思いな一面を持つ。
予告編は、紅葉が美しい秋の森林に暮らすカモの一家が、晴天の大空を舞いながら湖のほとりに舞い降りた渡り鳥と、思いがけない出会いを果たすところから始まる。渡り鳥たちの姿を見た母パムは、「皆で外の世界を見てみたい!」と懇願するが、夫マックは「そんなの必要ないさ」と後ろ向きな様子。しかしパムから「あなたは臆病よ! 一度くらい冒険しましょ!」と一喝されたマックは、重い腰を上げ、渡りを決心する。マックの「レッツ、フライ!」という掛け声とともに、勢いよく水面を飛び立つ一家。森を突き抜け、一面に広がる大空と、眼下に広がる雄大な自然を前に、兄ダックスと妹グウェンは大はしゃぎする。
さらには、マックの「こんな危険な街のなかを通れっていうのか!?」という言葉通り、大都会のビルや橋、往来する自動車の間をすり抜けたり、大勢の料理人が行き交う厨房を間一髪で逃げ切ったりと、手に汗握るスリル満点のシーンが連続。パムが「一歩踏み出すのは怖いかもしれない。でもその価値はあるわよ」と語るように、外の世界を始めて知った家族の冒険と成長に期待が高まる。
「FLY! フライ!」は、2024年3月15日から全国公開。堺と麻生のコメントは、以下の通り。
カモ役なんて実写では絶対できないので、お話を頂いた時、これはまたとない機会だぞ!と喜んでやらせて頂きました。私の演じたマックは、少し能天気なところがありますが、何があっても引きずらないところが魅力です。そしてものすごく妻と家族を愛しているすてきな父ガモです。是非、大きなスクリーンで彼らが大空を舞うシーンを見て下さい。本当に自分が飛んでいるような気分になれますよ!
イルミネーション作品は家族で大ファンなので、お話を頂いた時にすごく嬉しくて、大興奮してしまいました! 私の演じたパムは、明るくて前向きな家族のリーダー的存在で、彼女がそこにいると、皆が自然と集まってくるような太陽のような母ガモです。この映画は、カモ一家の初めての旅を描きながら、一歩踏み出す勇気の大切さを描いています。新しいことにチャレンジしようと思っている方にぴったりの作品になっていますので、是非劇場でご覧下さい!
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