アン・ハサウェイ、「バービー」主演が実現しなくて「幸運だった」

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マーゴット・ロビー主演の「バービー」といえば世界総興収ナンバーワンの大ヒットとなっているが、実は以前アン・ハサウェイ主演で企画開発が行われていたことがある。このたび米人気ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に出演したハサウェイは、自身が主演する「バービー」が実演しなかったことを「幸運だった」と振り返っている。

ハサウェイは当初、ソニー・ピクチャーズで企画開発が行われていた「バービー」に出演する予定だったが、同企画は頓挫。2016年に米コメディ女優のエイミー・シューマーが主演を引き継いだが、彼女も2017年3月に「スケジュールの都合」を理由にプロジェクトを離れている。

最大の問題は、世界的なファッションドールであるバービーにはストーリーが存在しないため、方向性が定まらなかったことにある。

その後、映画化権はワーナー・ブラザースに移り、ロビーが主演とプロデューサーを担当。グレタ・ガーウィグ監督が、パートナーのノア・バームバックと一緒に脚本を書き上げた。

「マーゴットとグレタ（・ガーウィグ監督）がすごいのは、まさにどまんなかを打ち抜いたことね。そのおかげで、世界中をこのレベルの熱狂を引き起こしたの」

マーゴット・ロビー版「バービー」を絶賛するハサウェイは、こう続ける。

「私たちのは正しいバージョンではなかった。だから、私は（自分のバージョンが実現しなくて）幸運だったと思う」