ディカプリオ、歴史的ストライキが明け、スコセッシ監督について語る「素晴らしさ永遠に語れる」
2023年11月23日 18:00
主演レオナルド・ディカプリオ、監督マーティン・スコセッシ、共演ロバート・デ・ニーロの映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(劇場公開中)から、新たな映像が披露された。
米俳優組合による歴史的とも言えるストライキ(過去最長の118日間にもおよんだ)が終了し、俳優たちが撮影現場やプロモーションの場に続々と戻ってきている。
本映像は、本作のプロデューサーであり主演でもあるディカプリオが、スコセッシ監督の素晴らしさを語った、撮り下ろしのインタビューで構成されている。
映像では、「彼(スコセッシ監督)との仕事の素晴らしさは永遠に語れるよ」と話すディカプリオ。先住民族に起きた実際の事件をベースに描く物語を引き合いに、「監督が作品に情熱を注ぐ姿を長年見てきたが、彼は正しく物語を描くことに強い責任を感じている。“それが私の根幹だ”とよく言っていたよ。この映画は彼にとって本当に特別で重要なんだ。私たちはこの作品を誇りに思っているし、責任をもって取り組んだよ」と明かす。
ディカプリオとスコセッシ監督は、本作で6度目のタッグ。次回作でもタッグを組むことが噂されているだけに、彼らの今後にも大いに期待が高まる内容となっている。
なお本映像は、11月24日から以下の劇場にて、「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」上映直前に併映される。
実際の事件をもとにしたデビッド・グランによる同名原作をもとに、真実の愛と残酷な裏切りが交錯するサスペンス。舞台は1920年代のオクラホマ州。アメリカ先住民族・オセージ族は、石油の発掘によって一夜にして世界でも有数の富を手にした。
白人たちはすぐにその財産に目をつける。すでに町に入り込んでいた彼らは、オセージ族を巧みに操り、脅し、財産を強奪し、やがて殺人に手を染めていく……。事件の過程と結末を、主人公アーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)と、オセージ族のモリー・カイル(リリー・グラッドストーン)の夫婦の愛を通して描いていく。
スコセッシ監督とともに脚本を手掛けたのは、「フォレスト・ガンプ 一期一会」や「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で知られるエリック・ロス。
10月20日から全世界同時公開された本作。オープニング週末3日間における全世界興行収入で1位となるロケットスタートを切った。また、スコセッシ作品では歴代3位のオープニング成績であり、現在の全世界累計興収は1億3000万ドルを突破した。
観客や批評家の評価も上々で、実際に映画を鑑賞した観客の満足度調査「Cinemascore」(アメリカ)では最上位クラスの“A-”を獲得。辛口で知られる批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコア92%支持(11月16日時点)となっている。
日本ではIMAXとドルビーシネマを中心に動員を集め、観客層は往年の映画ファンはもちろん、20~30代のグループでの鑑賞も目立っているという。SNS上では「冒頭から心を掴まれ3時間半を感じない完璧な映画」「大傑作」「これが映画だ!と言わんばかりのスコセッシ渾身の一作」「ディカプリオは人間の愚かさや滑稽さを演じるのが上手すぎる」「ディカプリオが予想通りの良演」「愛と善悪に揺さぶられるディカプリオが圧巻」「ディカプリオが何度も別人の顔に見える瞬間があった」「飽きるかなと思ったけど、全くそんなことなく、最後まで集中して観れました。アクション無しでこれはすごい」などの感想が寄せられているようだ。
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