松平健、ウンパルンパの吹替版声優に! 「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」“完全吹替版”本予告も披露
2023年11月9日 05:00
松平健が、「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の日本語吹替版で、ヒュー・グラント演じる小さな紳士ウンパルンパの声を務めることがわかった。あわせて、「Da-iCE」の花村想太(ウォンカ役)、セントチヒロ・チッチ(ヌードル役)、松平らの声をおさめた“完全吹替版”の本予告もお披露目された。
本作は、ロアルド・ダールの名作「チョコレート工場の秘密」をもとにしたオリジナルストーリー。映画「チャーリーとチョコレート工場」で有名な工場主ウィリー・ウォンカの“はじまりの物語”を紡ぐ。ティモシー・シャラメが若き日のウォンカに扮し、「パディントン」シリーズのポール・キングが監督・脚本を務めた。
幼い頃から、いつか母と一緒においしいチョコレートの店を作ろうと夢見ていたウォンカは、一流のチョコレート職人が集まるチョコレートの町へと向かう。しかしそこは、夢見ることが禁じられた町だった。やがてウォンカの“魔法のチョコレート”は、瞬く間に皆を虜にし、彼は一躍人気者に。しかし、その才能を妬んだ“チョコレート組合3人組”に目をつけられる。さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパも現れ、ウォンカは大騒動へと巻き込まれていく。
ウンパルンパは、ジョニー・デップがウォンカ役を務めた「チャーリーとチョコレート工場」で、チョコレート工場の従業員という役どころで登場。その奇抜なキャラクターと、1度聞いたら耳から離れない歌とダンスで注目を集めた。本作でウンパルンパはウォンカの部屋に忍び込み、夜な夜なチョコレートを盗む一方で、ウォンカの窮地に現れ、力を貸したりもする。
ウンパルンパというキャラクターが放つ楽しさと、グラントと肩を並べる実績をあわせ持つ人物として、「マツケンサンバ2」(※2はローマ数字)が再ブレイクするなど、世代を問わず人気を集める松平に同役を打診。松平は、「吹替経験は少ないので少し不安はありました。ただ、役がかわいくて、普通の人をやるよりもすごい変わった役だったので面白いなと思いました」と、出演の決め手を明かす。歌のアフレコ収録は難しかったようで、「聞いてたら簡単なリズムの歌なんですけど、歌ってみたら難しい歌でした」と述懐。「ご本人(ヒュー・グラント)が踊りながら歌っているんで」と、ウンパルンパの踊りを真似しながら歌ったことも明かした。
なお本作は、劇中の全13曲の歌とセリフの声を、同一キャストが担当する完全吹替版。花村がウォンカ、セントチヒロ・チッチがウォンカの相棒ヌードル(キャラー・レイン)の声を務めるほか、「チョコレートプラネット」の長田庄平が、チョコが好きすぎて悪事に手を染める警察署長役(キーガン=マイケル・キー)、相方の松尾駿が謎に満ちたチョコレート中毒の神父役(ローワン・アトキンソン)を担う。
予告編では、亡き母との約束を叶えるため、ウォンカがヌードルら一風変わった宿の住人たち、ウンパルンパとともに、チョコレート組合3人組に立ち向かう。製作発表会見時に公開されたシーンに加え、警察署長がウォンカの顔を噴水へと突っ込み、理不尽な罰を与える姿や、神父がキリンに追いかけられ慌てふためく様子なども追加。吹替キャスト陣のハマりぶりが垣間見える映像に仕上がった。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は、12月8日に全国公開される。松平のコメント(全文)は、以下の通り。
人間からは離れた島でカカオ豆を育てながら平和に暮らしていて、小さいけれども大きなプライドを持つオレンジ色の紳士で、ウォンカのチョコを盗んだり、はたまたピンチを救ったりして物語に関わっていくキャラクターです。
吹替経験はあまり多くないので、少しだけ不安はありましたが、この役がかわいくて、普通の人の役をやるよりもすごく変わった役だったので面白いなと思い、参加を決めました。
非常に紳士的で、気位が高いなぁと思いました。特にこの作品の中では、キャラクターを踏まえて相手を下に見て偉そうにしゃべるという演技をされていて、その演出も相まって全く違和感がないお芝居だと感じました。
劇中では、「ウンパルンパ1」「ウンパルンパ2」「ウンパルンパ3」という3曲を歌うシーンがあるんですが、そこが難しかったですね。聞いてみると、簡単なリズムの歌なんですが、実際に歌ってみたら独特のテンポで。ご本人(ヒュー・グラント)が踊りながら歌っている、ということもあり監督の指示で膝を屈伸する動きをしながら本番でも収録しました。
俳優という仕事をやってきてあるタイミングから音楽にもチャレンジしたのですが、「歌」というのは、聞いてる人たちを笑顔にしたり、明るく元気にさせることができるので、「皆さんに笑顔を届けたい」という気持ちで活動しています。「チョコレートプラネット」のお二人は多才ですね。何でもできてしまう。あの楽曲(長田が制作し、松平がカバーをした楽曲「パンダピラニア」)は彼らからお話を頂いて、音楽のリズムがすごく楽しかったので、参加させていただきました。
今は自分が夢を持ってというよりも、企画を出す若いスタッフがどんどん育っているので、その人たちの提案する企画にチャレンジしていくことを大切にしています。若い人の才能がどんどん、新たな松平健を広げていってくれていますし、その人たちの夢に貢献することが今の夢です。何やってもダメだ、とすぐ諦めてしまう人も多いですけど、何か一つ好きなことを追求するのも良いと思います。大きな夢じゃなくても、小さい夢でもとにかく好きなこと一つあれば、それを突き進めていくことで道が開けることもあると思います。
この作品では夢、家族愛、そして友情と色んなことが描かれていますが、とにかく楽しい作品になっています。
歌あり、踊りあり、ドラマありの色々なものが詰まったファンタジーになっているので是非ご覧いただきたいです。
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