6億円の当選くじが北朝鮮兵士のもとに!? 「宝くじの不時着」日本オリジナル予告編&場面写真披露
2023年11月7日 17:00
ベトナムで韓国映画歴代ナンバーワンの大ヒットを記録した「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」の日本オリジナル予告編と場面写真が披露された。
本作は、韓国軍の兵士が手にした1等賞金6億円の宝くじが、軍事境界線を越えて北朝鮮兵士のもとに渡ったことで巻き起こる騒動をコミカルに描く。「別れる決心」のコ・ギョンピョが主人公の韓国軍の兵士を演じるほか、イ・イギョン、ウム・ムンソク、パク・セワン、クァク・ドンヨンが共演。松尾スズキが字幕監修を担当した。
2022年のサマーシーズンに韓国で公開されると、秀逸な設定とストーリーの評判が瞬く間にSNSで広まり、公開5日目に興行収入1位に駆け上がるスマッシュヒットを記録。その勢いはベトナムにも伝わり、同国内での韓国映画の歴代興収1位に輝く異例の大ヒットとなった。
韓国と北朝鮮を分かつ北緯38度線付近の軍事境界線を挟んだ地域には、両国の軍人が駐留し、緊張感が漂っていた。ある日、ソウルの居酒屋で捨てられた一枚の宝くじが、ひょんなことから韓国軍監視所に流れ着き、韓国軍人のチョヌ(コ・ギョンピョ)が手に入れる。宿舎に戻ったチョヌがテレビで当選番号をチェックしていると、なんと1等6億円が当選。しかし、翌日、風のいたずらによって当選くじが軍事境界線を越えて北朝鮮に不時着してしまう。
流れ着いたくじを拾ったのは、北朝鮮上級兵士ヨンホ(イ・イギョン)。それが1等6億円のくじだと知ったヨンホは、真夜中の非武装地帯の草原でくじを探していたチョヌを発見。くじの現保有者のヨンホは所有権を主張し、チョヌに宣戦布告を行う。くじの所有権を巡る交渉は、2人の上官や同僚を巻き込んで、3対3のチーム戦に発展。やがて非武装地帯の森の奥にある共同給水区域(JSA)に集まった両者は、当選金を山分けする事で合意し、一時的な同盟関係を結ぶ。
予告編では、軽快なジャズナンバーやクラシック曲にのせて、6億円の当たりくじをめぐる狂騒曲の行方が映し出されていく。金欲に溺れる両者は、裏切り行為が起きないように、チョヌが北の新兵、ヨンホが南の新兵に成りすまし、人質交換することに。正体がバレないよう、郷に入っては郷に従いながら、恋や友情、そして裏切りが展開する。
場面写真には、南北“宝くじ”会談の様子から、宝くじを拾ったチョヌ、単語帳で韓国の流行語を覚えようとするヨンホの姿などがとらえられ、破天荒なストーリー展開を予感させる。
「宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました」は、12月29日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。