テイラー・スウィフトのコンサート映画、V2! 「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は2位【全米映画ランキング】
2023年10月24日 16:00
10月第4週の北米映画市場の興行収入ランキングのトップ10には、新作2本がランクインしました。しかし首位は先週に引き続き、人気歌手テイラー・スウィフトのコンサートフィルム「テイラー・スウィフト THE ERAS TOUR」(AMC)がキープしました。同作は週末まで限定上映され、週末3日間で興収3100万ドルを記録し、公開2週目の累計興収は1億2900万ドルを突破しました。
レオナルド・ディカプリオ主演のマーティン・スコセッシ監督作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(アップル)は、2位に初登場。ジャーナリストのデビッド・グランがアメリカ先住民連続殺人事件を描いたベストセラーノンフィクションを原作に、エリック・ロス(「フォレスト・ガンプ 一期一会」)とスコセッシ監督が共同脚本を手がけました。
ディカプリオが、第一次世界大戦の退役軍人アーネスト・バークハート、ロバート・デ・ニーロが裕福な叔父ウィリアム・“キング”・ヘイル、ジェシー・プレモンスがFBI捜査官トム・ホワイトを演じました。1920年代の米オクラホマ・オーセージ郡が舞台。同地の先住民であるオーセージ族は、石油の発掘で一夜にして莫大な富を獲得します。しかし、その財産に目をつけた白人たちは彼らを巧みに操り、脅し、ついには殺人にまで手を染めていきます。巨額の製作費2億ドルに対し、週末3日間で興収2300万ドルをあげました。上映時間は約3時間半で、IMAXでも上映され、批評家からの高い評価を受けています。
ストップモーションアニメ「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(ディズニー)は30周年を記念し再上映され、5位にランクイン。ダニー・エルフマンが音楽を担当し、ハロウィンタウンの人気者であるカボチャ大王・ジャックの声優も務めています。毎年同じように繰り返されるハロウィンの準備に飽き飽きしていたジャックはある日、陽気で明るいクリスマスタウンに迷い込み、クリスマスに夢中になります。ティム・バートンが原案・製作、ヘンリー・セリックが監督を担当。15周年を記念した3Dバージョン以来の再上映となり、週末3日間で興収410万ドルをあげました。
インド映画「Leo: Bloody Sweet(原題)」(Prathyangira Cinemas)は、8位デビュー。ビジャイ(「マスター 先生が来る!」)が、過去の犯罪と向き合うカフェのオーナー役を演じ、ローケーシュ・カナガラージ監督(「囚人ディリ」)がメガホンをとりました。週末3日間で、興収210万ドルを記録しています。
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