マーティン・ルーサー・キング・ジュニア伝記映画をクリス・ロックが監督 スピルバーグが製作総指揮
2023年10月13日 22:30
米ユニバーサル・ピクチャーズが、公民権運動の指導者だったキング牧師ことマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの伝記映画を製作することがわかった。
米Deadlineによれば、FBIの機密情報などこれまで明かされてこなかった事実が盛り込まれた、キング牧師の回顧録の決定版といわれるジョナサン・イーグ著のベストセラー書籍「King: A Life(原題)」(2023年5月出版)の映画化権をユニバーサルが獲得。クリス・ロックが監督し、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務める。
キング牧師は、1963年のワシントン行進で群衆に向け「私には夢がある」という歴史的演説を行ったことで知られる。68年に滞在していたテネシー州のホテルで白人至上主義者に暗殺された。キング牧師の伝記映画は、アンブリン・パートナーズとクリスティ・マコスコ・クリーガー(「フェイブルマンズ」「シカゴ7裁判」)、ロックがプロデュースする。
ロックは、Netflixで11月17日から配信の新作「ラスティン ワシントンの「あの日」を作った男」(ジョージ・C・ウルフ監督)に出演。同作は、63年のワシントン行進の立役者バイヤード・ラスティンを描く伝記映画で、コールマン・ドミンゴがラスティン役、ロックはNAACP(全米黒人地位向上協会)のリーダー、ロイ・ウィルキンズ役を演じた。