「ビバリウム」監督が仕掛ける悪夢 乳母の勧める民間療法にのめり込む…「NOCEBO ノセボ」12月29日公開
2023年10月13日 18:00

「ビバリウム」で注目を浴びたロルカン・フィネガン監督の最新作「NOCEBO(原題)」が、「NOCEBO ノセボ」の邦題で、12月29日に公開されることが決定した。あわせて、特報とティザービジュアルがお披露目。ある女性が、突然現れた乳母の勧める民間療法にのめり込み、想像を絶する悪夢が始まる物語を紡ぐ。
新居の内覧に訪れたカップルが住宅街から抜け出せなくなる不条理な展開が大きな話題を呼んだ「ビバリウム」で知られる、ホラー映画界の新鋭フィネガン。本作では、仕事も私生活も順調で、幸せの絶頂にいるファッションデザイナーとその家族が迷い込む、悪夢の世界を描く。エバ・グリーン(「007 カジノ・ロワイヤル」)が主人公クリスティーン、マーク・ストロング(「キングスマン」シリーズ)が夫フェリックスを演じ、謎多き乳母ダイアナ役に、フィリピン出身のシンガーソングライター、チャイ・フォナシエを配した。
ファッションデザイナーとして名を馳せるクリスティーンは、夫フェリックスと幼い娘ボブス(ビリー・ガズドン)とともに、ダブリン郊外で悠々自適に暮らしていた。ある日の仕事中、クリスティーンはダニに寄生された犬の幻影に襲われる。8カ月後、彼女は筋肉の痙攣、記憶喪失、幻覚などを引き起こす原因不明の体調不良に悩まされていた。そんな彼女の前に、ダイアナと名乗るフィリピン人の乳母が現れる。当初、彼女は雇った覚えのないダイアナを怪しむが、ダイアナは伝統的な民間療法でクリスティーンを治療し、彼女の信頼を得ていく。

特報では、ダイアナが不調のクリスティーンを訪ね、奇妙な民間療法を施すさまが映し出されている。彼女は一時回復したかのように見えたが、ものすごい剣幕で喚き散らし、焦燥しきっていく姿は、まるで見えない何かに脅かされているかのようだ。口から這い出る謎の生物、宙を舞う乳母など、恐ろしいカットが続き、映像はクリスティーンの絶叫で幕を閉じる。
ティザービジュアルには、クリスティーンがデザインしたのだろうか、一見かわいらしい子ども服を活写。しかし、裾に大量の血がべっとりと付着しており、異様な光景が広がっている。見る者の焦燥感をあおるかのように、「あなたにも見えますか?」というキャッチコピーが、不気味に浮かび上がっている。なおタイトルになっている「ノセボ効果」(反偽薬効果)とは、偽薬(プラセボ)の投与で、望まない有害な作用が現れること。偽薬効果とは逆に、薬物や医師に対する不安感などの心理作用によるものとされる。
「NOCEBO ノセボ」は12月29日から、東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
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