ガバナーズ賞、ストライキの影響で1月に延期
2023年9月12日 11:00
映画芸術科学アカデミーが主催するガバナーズ賞が、米脚本家組合(WGA)と米俳優組合(SAG-AFTRA)のダブルストライキの影響で、当初の11月から2024年1月に延期されることが発表された。
ガバナーズ賞は映画界に貢献した人物に授与される賞で、かつてはアカデミー賞授賞式中継内で授与されていた名誉賞を独立させたものだ。今回のストライキは、アカデミーがWGAとSAG-AFTRAと連携して状況をモニタリングしているという。
表彰される予定の人物は、アンジェラ・バセット、メル・ブルックス、キャロル・リトルトン、ミシェル・サター。バセットは「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされている。ブルックスは「プロデューサーズ」で映画監督デビューを果たし、多くのコメディ映画を手がけてきた。リトルトンは「E.T.」でアカデミー賞編集賞にノミネートされ、多くの作品で編集を担当。サターはサンダンス・インスティテュートのフィルムメーキングラボの創設者で、多くのフィルムメーカーを発掘・育成してきた。
延期による影響はまだ明らかでないが、授賞式はロサンゼルスのフェアモント・センチュリープラザで、ゴールデングローブ賞授賞式の2日後にあたる24年1月9日に開催される予定だ。