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千種ゆり子プロデュース、野本梢監督「わたしかもしれない(仮)」メインキャスト決定

2023年8月31日 05:00

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メインビジュアル
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気象予報士としてテレビ朝日やTBSの番組でキャスターを務めた千種ゆり子がプロデュース、「愛のくだらない」で第14回田辺・弁慶映画祭の弁慶グランプリと映画.com賞をダブル受賞した野本梢が監督する映画「わたしかもしれない(仮)」のメインキャストが決定した。あわせてメインビジュアルとティザームービーも公開され、8月31日からクラウドファンディングもスタートする。

NHK青森を経て、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」やTBS「THE TIME,」に気象キャスターとして出演した千種は2022年、26歳の時に難治性の不妊症である早発閉経と診断されたことを公表。気象予報士としての仕事だけでなく、自らの身体に目を向けることの大切さを伝える活動にも力を入れている。そして、さらに多くの人に活動を伝えるために映画を製作し、劇場公開を目指す。

「女性なのに男性ホルモンが多い―」そう診断を受け、次第に理想のひとつだった“母になること”に固執し始める主人公・はるかを、主演作「溶ける」が第70回カンヌ国際映画祭シネファンダシオンに正式出品された道田里羽が演じる。また、身体の変化を感じながらも恋人に依存し“母になること”を望む中学生・優佳里には、100名以上のオーディションを経て、「ジオラマボーイ・パノラマガール」などに出演する新人・滝澤エリカが決まった。

道田は「自分の心と遠いからだをどう受け止めればいいのか。皆さまにとって今作が自分を知る、誰かと話すきっかけになりますように。精進します」とし、滝澤は「年齢に関係なく、人間関係、妊娠や身体の悩みは、オープンに人に話すことができない世の中ですが、この物語はそんな中でも時には人に頼ることの大切さ、人のぬくもりを実感できる作品だと思っています」とコメントしている。

さらに、はるかの友人の母役を、NHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」に主演して以降、ドラマ・舞台で活躍を続ける熊谷真実が演じるほか、劇団Patchの一員であり、「おちょやん」などに出演の井上拓哉、「オジキタザワ」の平川はる香、「白鍵と黒鍵の間に」の公開が控える中山来未、舞台「呪術廻戦」の定本楓馬に加え、野上天翔、幹てつや(かりすま~ず)、そらなどが脇を固める。

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野本監督は、「次は何に生まれましょうか」「透明花火」「わたしが発芽する日」「アルム」「私は渦の底から」などの作品で、“生きづらさ”を感じている人、今をどう生きるかを描き高い評価を得ている。9月16日から1週間、名古屋シネマ・スコーレで特集上映が組まれている。

エグゼクティブプロデューサーとして、中編映画2本「3653の旅」「彼女たちの話」で野本監督と組んでいる稲村久美子も加わり、エイジアムービーの制作で今秋に撮影、2024年夏の完成を目指す。10月14日まで社会問題と向き合う人のためのGoodMorningでクラウドファンディングを実施する。

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