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「バービー」、中東で上映禁止の危機

2023年8月4日 20:00

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検閲でジェンダー表現が問題に
検閲でジェンダー表現が問題に
(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

ワーナー・ブラザースの新作映画「バービー」が、中東で検閲上の問題に直面し、公開が危ぶまれている。米バラエティが報じた。

現地の配給会社Voxシネマズは、中東における本作の公開を当初予定していた7月19日から8月31日に延期。関係者によれば、検閲当局からLGBTQ関連のナレーションやせりふに関連する編集が求められていたようだ。スタジオは再編集に取り組んでいるようだが、該当のシーンをカットする見込みは低く、サウジアラビアをはじめ、アラブ首長国連邦やクウェート、エジプト等中東の一部の地域では公開中止の可能性もある。

中東では、セックス、同性愛、宗教問題に関する映画は、検閲規則に従うようにカットされることが日常茶飯事。検閲官が提案した編集をスタジオが望まない場合、映画は上映禁止になる。今年6月にサウジアラビアで、ソニー・ピクチャーズの「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」の公開が許可されなかった際は、あるシーンの背景に「トランスジェンダーの生活を守ろう」と書かれたポスターが描かれていたことが原因とみられている。

グレタ・ガーウィグ監督、マーゴット・ロビー主演の「バービー」は6月に予告編が全世界で公開されるやいなや話題沸騰。しかし、劇中に登場する地図に領土問題に揺れる「九段線」が描かれていることからベトナムで上映中止に。アメリカでクリストファー・ノーラン監督作「オッペンハイマー」と同日公開されることから、SNS上で“バーベンハイマー”のファンアートがあふれたが、原爆投下を連想させる画像に同作の米公式アカウント好意的な反応をしたことで批判の的に。日本法人のワーナー ブラザース ジャパンが遺憾の意を声明で発表。米ワーナー・ブラザースは謝罪し、該当の投稿も削除している。

本編のあずかり知らぬところで物議をかもしているが、7月21日に全米公開されると全米興行ランキング初登場1位を飾り、7月30日までに国内で3億5100万ドル、全世界で7億8000万ドルの大ヒットを記録。日本では8月11日公開。

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