「キングダム 運命の炎」が大ヒットスタート 山崎賢人ら、熱い思いを語る「人生に大切なことがすべて詰まっている」
2023年7月28日 19:27
映画「キングダム 運命の炎」の初日舞台挨拶が7月28日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、主演の山崎賢人をはじめ、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、岡山天音、片岡愛之助、佐藤信介監督が登壇。過去作を超えるスタートを切った本作に、山崎をはじめとするキャストたちが熱い思いを語った。
本作は、春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を志す戦争孤児の少年・信(山崎)が、秦国の若き王・えい政(吉沢)との出会いによって、中華統一という大きな夢に挑む姿が描かれる。第3弾となる本作では、原作でも人気の「紫夏編」と「馬陽の戦い」のエピソードを中心に実写化された。
本日より全国510館で公開され、配給の東宝によると15時現在で第1作「キングダム」(最終興収57.3億円)の対比で175%、第2作「キングダム2 遥かなる大地へ」(最終興収51.6億円)の対比で124%と、過去作を超えるシリーズNo.1を狙えるスタートだという。
山崎は「今日という日を迎えられて嬉しく思います」と笑顔を見せると、「1、2とたくさん観て愛してもらえたからこそ、こうして『運命の炎』を観ていただけることができました」と感無量な表情を浮かべる。
2019年に公開された第1弾から4年以上の歳月が流れた。山崎は「いざこの日が来るとあっという間でした」と思いを述べると「作品を重ねるごとに新たなキャストの方も加わって、『キングダム』のいろいろな魅力が見えてきました」と長期シリーズならではの特徴を語る。
えい政を演じた吉沢は「ものすごく大きな劇場で完成披露試写会をやるなど、製作者の熱意をすごく感じました。僕らも1と2を超えた傑作が生まれたんじゃないかという自信があります」と胸を張る。
山崎や吉沢の言葉を聞いた王騎将軍役の大沢は「若い二人の思いと同じです」と述べると「今回3作目。続編というのは、続くとトーンダウンしていくものですが、このシリーズはどんどん熱くなっていく。みんなが厳しい戦いをしていこうと挑戦する雰囲気。僕も絶対成功しなければいけないという思いで、普段出ない謎のバラエティにも出ました。絶対年間実写ランキングで1位をとろうと全員気合を入れて今日を迎えています」と並々ならぬ決意で作品に挑んでいることを明かしていた。
満員の客席のなか舞台に上がった山崎は、改めて「初日を迎えられて嬉しいです」としみじみ。「自分自身の人生と照らし合わせながら役を演じられることはなかった」と、信という役への思い入れをにじませ、「人生に大切なことがこの作品にはすべて詰まっています。信がみんなに支えられているように、僕も自分の力だけではこの場に立つことはできませんでした」と周囲への感謝を述べていた。