菊地凛子、上海国際映画祭・最優秀女優賞受賞の裏話を披露「自分の名前が呼ばれたときはびっくりした」
2023年7月10日 20:00

映画「658km、陽子の旅」完成披露試写会舞台挨拶が7月10日、テアトル新宿にて開催され、主演を務めた菊地凛子をはじめ、竹原ピストル、黒沢あすか、吉澤健、風吹ジュン、オダギリジョー、熊切和嘉監督が登壇した。
本作は、「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM 2019」脚本部門で審査員特別賞を受賞した室井孝介の脚本を原案に、映画「#マンホール」や「私の男」などの熊切監督が映画化。就職氷河期世代である42歳の独身女性・陽子(菊地)が、20年以上も疎遠になっていた父の訃報を知り、生まれ故郷の青森県弘前市までヒッチハイクをしながら旅をする姿を描く。

第25回上海国際映画祭のコンペティション部門において、最優秀作品賞、最優秀女優賞(菊地凛子)、最優秀脚本賞(室井孝介、浪子想)の最多3冠に輝いたが、会場で菊地は「ないよね」と関係者と話していたという。
その理由について菊地は「私たちのチームは会場の中央に座っていて、右にも左にも出られない。ほかの受賞作品の関係者は両サイドで出やすい場所にいたので『これはないよね』と話していたんです」と裏話を披露すると「だから自分の名前が呼ばれたときはびっくりしました」と自身にとって予期せぬ受賞だったことを明かす。

一方で、熊切監督は「僕は注目されている感じが圧倒的にあり(菊地が)受賞すると思っていたので、その瞬間をカメラで撮ろうと思っていたんです」と確信めいた気持ちがあったことを明かすと「写真を撮る手が震えました」と興奮したことを回顧していた。
また熊切監督は、最優秀脚本賞を受賞した際、通訳から「監督賞を受賞したらどんなスピーチをしますか?」と尋ねられたため「監督賞も獲れるのか」と思ったというが、結果は別の作品が受賞。「何だ、違うのか」と思っていたところ、最優秀作品賞を受賞したため「頭の中が真っ白になってしまいました」と笑顔で語っていた。

熊切監督とは2001年に公開された「空の穴」以来のタッグとなった菊地は「映画の楽しさを教えていただいた監督。40歳を迎えて、今後どんな役をやれるのだろうと不安のなかでいただいた役なので、とても思い入れがあります」と語ると、劇中、ほぼ菊地演じる陽子がずっとスクリーンに映し出される役柄に「お客さんが目を離せない演技ができるか」と大きな挑戦だったという。

菊地は「誰一人でも欠けたらダメだと思えるスタッフさんたちと作品を共にできたことが幸せです」と笑顔を見せると、熊切監督も「コロナがあって何年か映画が撮れませんでした。久しぶりに撮ることができた映画、純粋に清らかにワンカットワンカット味わって撮った作品です」としみじみ語っていた。
「658km、陽子の旅」は、7月28日に東京のユーロスペース、テアトル新宿ほか全国で順次公開。
(C)2022「658km、陽子の旅」製作委員会
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