ゴダールの“映画=人生”を紐解くドキュメンタリー「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)」日本版ポスター
2023年7月6日 10:00

20世紀映画界の伝説となったジャン=リュック・ゴダールの謎に包まれた作家人生を紐解くドキュメンタリー「GODARD CINEMA(英題)」の邦題が「ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)」に決定、このほど、「ゴダールの映画史」(88-98)より、「映画とは何か?無だ 何が望みか?すべて 何が出来る?何かが」というゴダール自身の言葉が添えられた日本版ポスタービジュアルが公開された。
2022年9月13日、スイスで自ら選択した安楽死で91年の生涯を閉じたゴダール。1930年12月3日パリに生まれ、1950年代末から60年代のフランス映画界で革新的な映画運動、ヌーベルバーグを先導し、常に独自のスタイルを開拓・探究しながら最前線を駆け抜けた。
ゴダールがこの世を去る直前となる第79回(2022年)ベネチア国際映画祭の「ベネチア・クラシック・ドキュメンタリー部門」で上映された本作の監督・脚本・編集を務めたのは、ドキュメンタリーの編集を数多く手掛けてきたシリル・ルティ。時代を熱狂させた“流行監督”としての1960年代、その華々しさに自ら背を向けるように突進していった68年の五月革命をターニングポイントとする政治の季節を経て、70年代の内省と再生。そしてキャリアの劇的な復活を遂げた80年代と、ゴダールの革新的な功績を整理し網羅的に紹介する。容易に捉え難い映画作家の全貌を整理できるのと同時に、初めてゴダール作品に触れる映画ファンにもゴダール入門として最適の1本だ。
本編には、「勝手にしやがれ」(60)、「女と男のいる舗道」(62)、「気狂いピエロ」(65)、「彼女について私が知っている二、三の事柄」(67)や「中国女」(67)をはじめ、「ジガ・ヴェルトフ集団」時代から「ゴダールの映画史」(88~98)まで、ゴダールの作品の数々が登場する。
家族や友人、元パートナーたちによる証言をはじめ、女優マーシャ・メリル、ジュリー・デルピー、ナタリー・バイやハンナ・シグラ、映画監督ロマン・グーピル、批評家ティエリー・ジュスら豪華な出演陣による新たなインタビューまで、貴重な映像で構成されている。
9月22日から新宿シネマカリテ、シネスイッチ銀座、ユーロスペース、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
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