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無垢な子どもたちの“遊び”が狂気に変わる 北欧発のサイキックスリラー「イノセンツ」予告&ビジュアル

2023年7月5日 08:00

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重力がぐちゃぐちゃになった世界をとらえたポスター
重力がぐちゃぐちゃになった世界をとらえたポスター
(C)2021 MER FILM, ZENTROPA SWEDEN, SNOWGLOBE, BUFO, LOGICAL PICTURES

退屈な夏休み、隠れた力に目覚める子どもたちを描く北欧発のサイキックスリラー「イノセンツ」の30秒予告編と日本版ビジュアルがお披露目。ビジュアルには、重力がぐちゃぐちゃになった世界で、仰向けでブランコに寝そべる少女が切り取られている。

物語の舞台は、ノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友だちになった4人の子どもたちは、親たちの目の届かないところで、力に目覚める。近所の庭や遊び場で新しい力を試すなかで、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こり始める。

イノセンツ」は、ヨアキム・トリアー監督作「母の残像」「テルマ」「わたしは最悪。」などで共同脚本を手がけてきたエスキル・フォクトの長編2作目。第74回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品され、2022年のノルウェーのアカデミー賞と称されるアマンダ賞で、監督・撮影・音響・編集の4部門を受賞した。世界の映画祭で16の映画賞に輝き、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では満足度96%(7月4日時点)を獲得。団地を舞台に、子どもたちがサイキックバトルを繰り広げる物語といえば、大友克洋の漫画「童夢」を想起させるが、フォクト監督はまさに「童夢」からインスピレーションを受け、本作を作り上げた。

予告編には、両親と、重い自閉症で全く言葉を話せない姉アナ(アルバ・ブリンスモ・ラームスタ)とともに、緑豊かな郊外の団地に引っ越してきた9歳の少女イーダ(ラーケル・レノーラ・フレットゥム)を活写。同じ団地の別棟に住むベン(サム・アシュラフ)は彼女に、「いいもの見たい?」と声をかける。森のなかでベンが、イーダが構えた木の棒に向けて力を込めると、木は真っ二つに。ベンは、心のなかで念じただけで、小石などの物体を動かすことができる特殊な能力を持っていた。その魔法のような力に驚いたイーダは、たちまちベンと親しくなり、大人たちに隠れ、サイキックパワーのテストを繰り返す。

しかし、他人を自在に操れるようになったベンのネガティブな想念は暴走し、膨れ上がり、過激になっていく。「やめて、ママ」と怯える少女、突如吠え出す犬、指に抵抗し曲がる水、額から血を流す女性、ガラスを手で握り滴る血――恐ろしいカットが連続する。無垢な子どもたちの“遊び”が次第にエスカレートし、取り返しのつかない狂気となる、“衝撃の夏休み”を予感させる映像に仕上がった。

ビジュアルは、「わたしは最悪。」も担当したアートディレクターの石井勇一がデザイン。少年少女が住む団地、ブランコ、重力に反する少女の姿とともに、ところどころ半転した「大人には、秘密。」の言葉が切り取られ、不穏な空気をさらに駆り立てている。

イノセンツ」は、7月28日に東京・新宿ピカデリーほか全国公開。

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