連続殺人鬼にまつわるサイコロジカルスリラー小説、米ブラムハウスが映像化
2023年6月27日 21:30
米ブラムハウス・テレビジョンが、作家クレメンス・ミシャロンのデビュー小説「The Quiet Tenant(原題)」の映像化権を獲得した。米Deadlineによれば、ブラムハウスは同作をリミテッドシリーズ、または配信向けの映画として制作する。
米クノッフ社が今月出版した原作「The Quiet Tenant(原題)」は、連続殺人鬼のエイダン・トーマスについて、彼の13歳の娘や恋人、殺害目的で拘束された被害者など、彼に深く関わる人物たちの視点から語るサイコロジカルスリラーだという。
小さな町で、エイダンは勤勉でハンサムな良き家庭人、隣人として親しまれていたが、実はこれまで8人の女性を誘拐、殺害し、9人目となるレイチェルを裏庭の納屋に5年間監禁していた。そのうち妻が他界し、13歳の娘セシリアと転居することになったエイダンは、レイチェルを残して行くわけにはいかず、“家族の知り合い”だと娘に紹介する。レイチェルはこれが生き残る唯一のチャンスと確信し、セシリアに近づいていく一方、エイダンに恋した地元レストランのオーナーであるエミリーは彼の秘密に気づき始める、というストーリーだ。
ブラムハウスCEOのジェイソン・ブラムはミシャロンの小説について「一気に読んで夢中になった。すばらしい映像化作品に必要なすべての要素が詰まっている」と語っている。新作はミシャロンが製作総指揮として参加するとのこと。脚本家はまだ決定していない。