ピンク塗料の世界的不足の原因は「バービー」だった!?
2023年6月5日 21:00

マーゴット・ロビー&ライアン・ゴズリングのダブル主演で世界的な人気を誇るファッションドールを映画化した注目の新作「バービー」で、メガホンをとったグレタ・ガーウィグ監督(「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」「レディ・バード」)が同作の舞台となる“バービーランド”の創作にまつわる驚きの裏話を明かした。米ハリウッド・レポーターが報じている。
1959年の発売開始以来、常にその時代の風潮を反映したファッショナブルかつ多様性豊かなドールを発表し続け、時代を超えて愛されるバービードール。
映画で描かれるのは、毎日が晴天で毎日が夏、ピンクに彩られ、すべてが完璧な夢のような世界“バービーランド”を舞台に、連日パーティーやドライブ、サーフィンやデートに興じていたバービー(ロビー)と恋人ケン(ゴズリング)が、とあることから人間世界へと旅立ち、様々な困難に直面しながらも大切なこととは何なのかを見つけていく、というストーリーだ。
建築・デザイン専門誌「Architectural Digest」最新号のインタビューに登場したガーウィグ監督は、「バービー人形に夢中だった幼い頃のあのワクワク感を忘れたくなかったですし、子どもらしさ、子どもっぽさを保つのは、私にとってとても重要なことでした。バービーランドを染めつくすピンクにしても、少しやり過ぎ感が出るくらい鮮やかでド派手な色味にしようと思ったんです」と語る。
非現実的な世界でバービーたちをリアルに見せるために、米カリフォルニア州パームスプリングスによくみられるモダニズム建築の一種で、“ミッドセンチュリー”と呼ばれるデザイン様式をインスピレーションに取り入れたと語るのは、美術を担当したサラ・グリーンウッド。「映画のテーマとなる完璧なピンク色を見つけだすべく、とことんこだわって調合を重ねました。でも私たちがピンクの塗料を使い過ぎたせいで、(米老舗塗料メーカー)ロスコ社の蛍光塗料ラインナップのピンク系が、世界中で相次いで品切れになってしまったんですよ」と申し訳なさそうに明かした。
「バービー」は、8月11日から全国公開。
(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下
【ネタバレ厳禁の超一級サスペンス】全感覚を研ぎ澄ませろ――スパイによる究極のスパイ狩り
提供:パルコ
レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン
“地球で最も危険な仕事”を知ってる?
【驚がくの実話】ヤバい、ヤバすぎる…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作
提供:キノフィルムズ
ハンサム・ガイズ
【すっげぇ楽しい超刺激作】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ
映画を変えた“伝説の映画”
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった
提供:ディズニー
本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です
【ラスト5分の余韻が、あなたの生涯に影響する】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹
これ観てない人、マジもったいない
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和
宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント