杏×呉美保監督が参加! アカデミー賞歌曲賞ノミネート「私たちの声」予告編&場面写真披露 9月1日公開決定
2023年6月1日 07:00
杏と呉美保監督が参加し、世界各国の女性監督と女優が7つのショートストーリーを紡いだ「私たちの声」が、9月1日より新宿ピカデリーほかで全国公開されることが決定した。あわせて日本版予告編と各話の場面写真が披露された。予告編のナレーションは、杏が担当している。
本作は、「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンに掲げる非営利映画製作会社「We Do It Together」の協力のもと、企画意図に賛同した世界各国のキャストとスタッフが集結。実際の出来事から着想を得たエピソードや、物語仕立てのフィクション、アニメーションなど、世界各地を舞台に感動的で力強い物語が描かれる。
ジェニファー・ハドソン、カーラ・デルビーニュをはじめ、エバ・ロンゴリア、マーシャ・ゲイ・ハーデン、マルゲリータ・ブイ、ジャクリーン・フェルナンデスらがキャストとして名を連ね、「トワイライト 初恋」のキャサリン・ハードウィック、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「ドリーム」などで知られる女優のタラジ・P・ヘンソンらが監督として参加した。
日本からは杏と、前作「そこのみにて光輝く」以来8年ぶりにメガホンをとる呉監督がタッグを組み、日本の情緒あふれる家族の姿を描く。杏が主演した「私の一週間」は、子育てと仕事に追われるシングルマザーの多忙な日々を切り取ったもの。シングルマザーのユキは、2人の子どもを育てるために、毎日休みなく働く。朝食を作り、洗濯をし、掃除機をかけ、アヤを小学校へ送り出した後にトワを保育園へ送り届け、経営する弁当屋に。夕方は子どもたちを迎えに行き、習い事へ連れて行く。帰宅すると夕食を作り、風呂、寝かせつけのあと、新しい弁当のメニューを考え、日が変わった頃に眠りにつくという多忙なルーティンを繰り返す。
ハドソン主演の「ペプシとキム」は、自分の中に存在するもう一人の人格と戦う女性の物語。ハーデンとデルビーニュが共演した「無限の思いやり」は、コロナ禍のロサンゼルスを舞台に、若いホームレスと医師の交流を描く。ロンゴリアが出演した「帰郷」は、亡き妹が遺した姪と心を通わせていくヒューマンドラマ。ブイ主演の「声なきサイン」では、病院にやってきた犬の飼い主の異変に気付いた獣医の奮闘が描かれる。フェルナンデス主演の「シェア・ライド」は、トランスジェンダー女性と裕福な女性の友情物語。アニメーションの「アリア」では、主人公が常識を破り自我を見つけていく。
予告編に使用された主題歌「Applause」は、2001年にソングライターの殿堂入りを果たしたダイアン・ウォーレンが作詞・作曲を手掛け、歌手・女優としてマルチに活躍するソフィア・カーソンが歌唱を担当。第95回アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた同曲が、7人の人生をよりドラマチックに輝かせる。