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ファスビンダー「不安は魂を食いつくす」「マリア・ブラウンの結婚」、ダニエル・シュミット「天使の影」7月28日公開

2023年5月31日 18:00

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日本劇場初公開作2作を含む
日本劇場初公開作2作を含む
(C) Rainer Werner Fassbinder Foundation

ドイツを代表する映画監督、ライナー・ベルナー・ファスビンダーの2つの傑作「不安は魂を食いつくす」「マリア・ブラウンの結婚」、そしてファスビンダーが原作・脚本・スイスの名匠、ダニエル・シュミット監督作品「天使の影」が、7月28日から公開される。

37年という短い生涯で、強烈な個性に貫かれた40本以上もの作品を手がけ、ビム・ベンダースベルナー・ヘルツォークらと並んでニュー・ジャーマン・シネマの代表格と称されたファスビンダー監督。未亡人の掃除婦と若い外国人労働者を主人公に、愛に起因する苦悩や欺瞞を描き出す傑作「不安は魂を食いつくす」は第27回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞するなど国際的に高い評価を得ているが、これまで日本の劇場公開はなかった。また、ファスビンダーが脚本を手掛け、彼の盟友でスイスの至宝、ダニエル・シュミットが監督を務めた問題作「天使の影」も今回劇場初公開となる。

そして、運命に翻弄されながらも、たくましく生き抜く女性の姿を戦後ドイツの復興とともに描いたファスビンダーの代表作にして人気作「マリア・ブラウンの結婚」も上映される。社会のタブーをさらけ出し、人々の剥き出しの姿をスキャンダラスに、しかしそこに宿る仄かな光まで捉えたファスビンダーの眼差しに触れる絶好の機会となるだろう。

7月28日からBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開。

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