スピルバーグ監督、トム・ストッパードの舞台劇をドラマ化
2023年5月29日 13:00

スティーブン・スピルバーグ監督率いるアンブリン・エンターテインメントが、英劇作家トム・ストッパードの舞台劇「レオポルドシュタット」のドラマ化を手がけることになったと、米Deadlineが報じている。
「レオポルドシュタット」は、20世紀前半のウィーンを舞台に裕福なユダヤ人コミュニティの悲劇を描いている。第一次世界大戦と第二次世界大戦とホロコーストを通じて、ユダヤ人ファミリーが壊滅的なダメージを受けていくさまを描く作品で、2020年1月に英ロンドンのウエストエンドで初演を迎えている。
ストッパードといえば、「リアルシング」や「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」などで知られるイギリスを代表する劇作家で、映画「恋におちたシェイクスピア」の脚本家としても知られる。彼の祖父母4人はいずれもナチスの強制収容所で殺害されていることから、「レオポルドシュタット」は彼にとってもっともパーソナルな作品と言える。
「クローサー」「あるスキャンダルの覚え書き」のパトリック・マーバーが脚色し、「ザ・クラウン」のスティーブン・ダルドリーが演出を手がけることになる。
現在、スティーブン・スピルバーグ監督は同作を配給するプラットフォームを探しているという。ただし、米脚本家組合がストライキを行っているため、制作開始はストが収束してからになりそうだ。

「あるスキャンダルの覚え書き」
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