高橋文哉の芝居からは“匂いが香り立つ”……竹村謙太郎監督の言葉に「うれしい褒め言葉」
2023年5月29日 20:45
櫻いいよ氏の大ヒット小説を高橋文哉主演で映画化した映画「交換ウソ日記」の完成披露試写会が5月29日に丸の内ピカデリーで行われ、高橋とともに、桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生、そして竹村謙太郎監督が来場した。
シリーズ累計発行部数55万部を突破する、櫻いいよ氏による青春小説を原作とした本作は、勘違いから始まったウソの交換日記をめぐる切ない片想いを描く青春ラブストーリー。「仮面ライダーゼロワン」の高橋文哉が主人公の瀬戸山を、「ういらぶ。」の桜田ひよりがヒロインの希美を演じる。「ハニーレモンソーダ」「PとJK」の吉川菜美が脚本を担当している。
本作が恋愛映画初主演となった高橋は「本当に楽しかったですし、胸キュンシーンも細かくちりばめられていて。作品ができあがった時に、本当にいい映画ができたなと思いましたし、この映画で恋愛映画初主演を務めさせていただいて本当に光栄だなと思いました」としみじみ。
高橋によると、撮影の際は、監督やプロデューサー、カメラマンら、スタッフが総出で“どうやったら胸キュンシーンをつくることができるか”に尽力したという。
高橋「どの形が(桜田)ひよりちゃんがかわいく映るか、どの角度が高橋文哉がカッコ良く映るのか、ということを研究していただきながら撮影をしたんですが、こういう空気を現場で感じたのがはじめてだったので、すごく難しかったなと思いますし、達成感がありました。現場の空気感がすごく好きでしたね。コミュニケーションを取るにあたって、みんなが『いいよいいよ』と言ってくれるんですよね。そうやって声で伝えてくれるので、それに僕も乗りながら。けっこう瀬戸山主導で起きる胸キュンシーンが多かったので、その気持ちを乗せるためのエンジンとして。監督も『瀬戸山カッコいいよ!』『希美いいよ!』と言ってくれるし、そういう言葉が飛び交っていた現場でしたね」
そんな高橋の言葉を聞いていた竹村監督は、「みんなをまとめる座長も若いんですけど、しっかりしてましたね」と語ると、「高橋くんも、やっていくうちに芝居からいい匂いがしてくるんですよ。いい香りがしてくるんで、それにつられてみんなが楽しい気持ちになってくるという。不思議な感覚でしたね」と称賛。「初めて言われました」と照れくさそうな顔を見せた高橋は、「芝居からいい匂いがするって。こんなにうれしい褒め言葉ってあるんですかね。うれしいです」と笑顔を見せた。
桜田がオススメするシーンは、高橋演じる瀬戸山がメガネをかけているシーンだという。
「これは女性なら誰しも共感していただけるんじゃないかなと思うんですけど、普段メガネをかけていない男の子がメガネをかけて。至近距離でこちらを見ていたら、こんなに胸をうたれることはないだろうというシーンがひとつありまして」と観客に呼びかけた桜田。「この大スクリーンに、高橋文哉さまのお顔が、カメラ目線で自分を見てくれる。これは絶対に楽しみにしていただきたいポイントなので、その一瞬を逃さずに胸に受け止めてください」とコメントした。
それは齊藤にとってもオススメのシーンだったようで「やはりメガネ姿って本当にすてきだと思いますし、それにキュンキュンしているひよりもかわいくて。とにかく全部がキュンキュンするというか。お互いの表情もぜひ見ていただけたら」と付け加えた。
しかし高橋がときめかせたのは、女子キャストだけでなく、男子キャストもだったという。「僕は台本も勝手に変えて、瀬戸山きゅんと呼んでいるんですけど、瀬戸山きゅんはスクリーンだけでなく裏でもイケメンなんですよ」と明かした曽田は、「遊園地のロケでめちゃめちゃ寒かったときがあって。みんな凍えててヤバいなという時に、瀬戸山きゅんが『みんなでこれ飲んでください』ってスープを持ってきてくれた」と高橋の座長ならではの気遣いを証言。「イケメンだよね! 俺、ほれちゃうかと思ったもん」としみじみ語る曽田。
続く桜田も「わたしもおいしくいただきました。身体にも染み渡りましたし、なんてすてきな座長なんだと。あらためてわたしたちは感謝の気持ちを伝えたいと思います」と感謝のコメント。さらに板垣も「(高橋)文哉とははじめて(の共演)だったんですけど、図書館のシーンで仲良くなったんですよね。(高橋は)めっちゃいいやつじゃないですか。だからそこで『お前のこと好きだよ』と言ったのを覚えてますね」と語るなど、現場におけるキャスト同士のコミュニケーションが非常に良好だったことがうかがい知れた。
映画「交換ウソ日記」は、7月7日より全国公開
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