神木隆之介、30歳の誓い「ゆっくりと、より楽しく生きることができたら」
2023年5月27日 21:05

神木隆之介主演で、ベストセラー作家・浅田次郎氏の時代小説を映画化した「大名倒産」の完成披露試写会が5月27日、都内の劇場で行われ、神木をはじめ杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、浅野忠信、佐藤浩市、前田哲監督が出席。19日に30歳の誕生日を迎えた神木を、サプライズケーキで祝福した。
本作は、徳川家康の血を引くプリンスとその仲間たちが、藩の借金100億円を返すために奮闘する姿を描く。神木は、ある日突然、徳川家康の子孫だと言われ、越後丹生山藩の若殿となる松平小四郎役を演じている。



時代劇初主演となった神木は、「小四郎という人間はすごくお人好しで優しくて、人に寄り添うことができる。でも常にくじけない、強い男の子。その意識だけを持つようにした」と役作りについて語り、「ハプニングやアドリブもありつつ、瞬発力でその場その場を楽しみながら演じることができた」と充実の表情を見せた。ベテラン陣とも共演したが、浅野は「神木くんがいるおかげで、みんなが和気あいあいとできた」、佐藤も「座長としての風格がある」と神木の座長ぶりを認めていた。

劇中では“巻き込まれ系プリンス”を演じた神木だが、プライベートでは“巻き込みプリンス”だと証言したのが桜田だ。「京都での撮影だった。(神木は自分のことを)1日でも早く現場に入らせて、同じところに滞在させようとしてくる。僕は基本的に家が好きなので、なるべく自宅にいたい」と吐露。すると神木は、「(桜田は)すぐに帰りたがる。『なんで泊まってくれないの』『なんで早く(現場に)来てくれないの』と言っていた」とニヤリ。桜田によると本作の撮影前と撮影後、神木に街で偶然出くわしたことがあったそうで、「今までの人生でも、外で偶然に会うことなんてなかったじゃん。すごく不思議な縁を感じました。一生逃げられないなと思いました」とこぼしながらも楽しそうな笑顔を見せると、神木は「逃さないよ」とお茶目に宣言していた。

また借金返済に挑む物語にちなみ、それぞれが「挑戦したいこと」を明かす場面も。神木が「つい先日30代に突入いたしまして。なにに挑戦したらいいですかね。なにも考えずに突入した」と語ると、松山が今まさに挑戦していることがあると告白した。この日、松山が正面からまったく視線を外すことなくステージに立ち続けていたが、実は舞台挨拶が始まってからずっと、“会場後方にセッティングされた1台のカメラのレンズから目を離さない”というチャレンジを自らに課していたそうで、「後悔している。お客さんの顔もキャストの顔も見られない。話に入りたくても入れない!」と自業自得の悩みを明かし、周囲や会場を笑わせていた。

佐藤は「佐藤浩市語録としては、無駄に過ごす時間があっても、無駄になる経験はない。なにをやってもいい」と神木にエール。特製のサプライズケーキで祝福された神木は、「今まで通り変わらずこのスタンスで、ゆっくりと、より楽しく生きることができたらいいなと思っています」と誓い、「祝っていただきありがとうございました。うれしかったです」と感謝しきりだった。映画は、6月23日から全国で公開。
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