岡田准一&綾野剛、道頓堀登場に4000人熱狂! 念願の“ひらパーコラボ”の裏側を明かす
2023年5月10日 21:30
岡田准一と綾野剛が共演するノンストップサスペンスアクション「最後まで行く」のイベント“大阪まで行くイベントin道頓堀”が5月10日、大阪・とんぼりリバーウォーク(道頓堀・戎橋東側)で行われ、岡田と綾野、藤井道人監督が出席した。
2014年に韓国で公開され、観客動員345万人の大ヒットを記録した、イ・ソンギュン主演、キム・ソンフン監督の同名映画を、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督がリメイク。悪いときに悪いことが重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事・工藤(岡田)と、それを追う冷徹な監察官・矢崎(綾野)が織りなす、年の瀬の96時間(4日間)が描かれる。
本作の公式ホームページなどで募集された4000人の観客を前に、道頓堀川で乗船イベントを実施。黒と黄色にラッピングされタイトルをあしらった特製の船が、今か今かと待ちわびている観客の前に登場。紙吹雪が舞い、盛大な拍手に包まれるなか、岡田たちが登場すると、観客の歓声が沸き上がった。
岡田は「どうも! ひらパー兄さんです! 新しい映画が完成いたしました。大阪を代表して東京で仕事をしておりますが、そんなひらパー兄さんの自信作、今回本当に面白い映画ができたと思っています。藤井監督のもと、綾野剛さんと一緒に皆さんに楽しんでもらえる映画が完成しました。是非ご期待ください」と冗談を交えながら挨拶。関西弁で「おま!おま!」と観客に呼びかけると、綾野が「おま!」と合いの手をする場面もあった。
綾野は「大阪のみなさんこんにちは!准一さんと監督とこうやって大阪の舞台に立ててとても興奮しています」と興奮冷めやらぬ様子。藤井監督は「本当に大好きな兄貴2人と最高な映画をつくりました。自分ってこんな面白い映画つくれるんだっけと思うくらい、いい映画を作れたと思うので楽しみにしていてください」と挨拶した。
話題は先日公開された“ひらかたパークのコラボポスター”に。「超ひらパー兄さん10周年」にして初めてとなった共演者とのコラボについて「実は現場でひらパーの話題がでて、(綾野剛さんが)出たいですって言ってくれて実現したんです」(岡田)、「ひらパー兄さんとのコラボポスターが僕たちの間でも話題になってて、やりましょうよとお話をしたら、准一さんが叶えてくださったんです」(綾野)とエピソードが披露された。
藤井監督作品初参加となった岡田は「映画界の希望といわれている監督で、スタッフもとても優秀。そんな監督がつくる日本映画のクオリティは希望とされているものなので、一緒にできて嬉しい」と述べると、綾野は「いつもの3倍くらいのスピードを感じる台本でしたが、准一さんがきてくれたことによって、この藤井組は大きくなるなと思いました」と手応えがあったようだ。
藤井監督は、岡田について「限りなく完璧に近い印象を受けました。お芝居やアクションはもちろんですが、スタッフや映画に向き合う気持ち、心構え、礼節、そのすべてが自然にスタッフの士気をあげて、現場では“兄貴”みたいなところもやってくれた」「キュートで常に戸惑っている岡田さんが撮りたくて、自分だったらそんな岡田さんを撮れるんじゃないかと思ってぶつかっていきました」と説明。一方、数々の作品を共にしてきた綾野については「今回は最高に狂った剛さんをみたいとリクエストして思いっきり狂ってくれて、毎日モニターの前で狂った剛さんをみていました」と語っていた。
“大阪の人に楽しんでもらえるみどころ”については、岡田が「こわい映画ではなく笑える映画ですが、笑いが一番難しい。ただ、笑いってひっくり返ったら狂気になって、笑いと狂気は紙一重なところがあるっていうのは関西人のツボをついてる映画だと思います。笑ってたら狂気にもなっていくし、狂気だったのが笑いにもなっていくし、そこがツボに入っていただける作品だと思います」とアピールしつつ、こんな挨拶でイベントを締めた。
岡田「藤井監督のもと面白い映画が完成したと思っています。いい時間を過ごせたなと思えるものづくりを僕らは目指していますが、その中でも胸を張って皆さんに“おもろいで”と言える作品ができました。ぜひたくさんの方に勧めていただいて、初日からの3日間に劇場で観ていただけたら嬉しいです!」
「最後まで行く」は、5月19日に全国公開。
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