松岡茉優×窪田正孝、石井裕也最新作「愛にイナズマ」に主演! 佐藤浩市、池松壮亮、若葉竜也も参戦
2023年4月25日 07:00

気鋭の映画作家・石井裕也の最新作「愛にイナズマ」が今秋、全国公開されることが決まり、石井監督とは初タッグとなる松岡茉優と窪田正孝が主演していることがわかった。ふたりのほか池松壮亮、若葉竜也、佐藤浩市が脇を固め、作品世界を彩る。
尾野真千子に数々の賞をもたらした「茜色に焼かれる」(2021)、韓国で池松と撮り切った「アジアの天使」など、コロナ禍でも精力的に作品を発表し続ける石井監督による、完全オリジナル脚本の意欲作。明らかに何かが歪んでしまったアフターコロナの世界を舞台に、騙されて夢を全て奪われた花子(松岡)と空気を読まない正夫(窪田)が運命的な出会いを果たし、どうしようもない家族の力を借りながら起死回生を図る、愛と反逆の物語だ。
主人公である、26歳の折村花子(松岡)は幼少期からの夢だった映画監督デビューが目前に控え、気合に満ちていた。花子の若い感性を馬鹿にし、業界の常識を押し付けてくる年長の助監督に辟易とさせられながらも、空気は読めないがやたら魅力的な舘正夫(窪田)と運命的な出会いを果たし、ようやく人生が輝きだした矢先……、卑劣で無責任なプロデューサーに騙され、花子は全てを失ってしまう。
ギャラも貰えず、大切な企画も奪われ、失意のどん底に突き落とされた花子を励ますように、正夫が問いかける。「夢をあきらめるんですか」「そんなワケないでしょ。負けませんよ、私は」。静かに怒りをたぎらせ、闘うことを誓った花子が頼ったのは、10年以上も音信不通だったどうしようもない父(佐藤)と兄たち(池松と若葉)だった。正夫と家族を巻き込んだ花子の思いもよらない反撃が始まる。
「愛にイナズマ」というタイトルに込められた真意は、本編のラストで明かされるという。石井監督史上、最もポップなタッチで描かれるそうで、日本映画界を牽引する人気と実力を兼ね備えた俳優陣の火花散る熱演と、高いレベルでのコメディ合戦が繰り広げられる今作が、観る者をどのような“愛”に誘(いざな)うのか、続報から目を離すことができない。
なお、石井監督とキャスト5人のコメント全文は以下の通り。
この映画の英語タイトルは”Masked Hearts”です。
「マスクで覆われた心」という意味です。
コロナ禍になって3年、私たちはずっとマスクという仮面を被って生きてきました。
それが当たり前の世界だったのです。程度の差があったとしても、みんな本音や嘘をいくつもいくつも仮面の下に隠していたと思います。
それをひとつひとつひっぺがして、人が隠し持っている本当のものを見つめていくような、そんな映画を作りたいと思いました。
コロナ禍を経験したからこそ作れた、愛と希望に満ち溢れた映画になったと思います。
超豪華な俳優たちが時にマスクをし、時に素顔で、全篇いきいきと最高の芝居をしています。特に家族がみんなで集まるシーンは、一流の俳優たちの凄みに圧倒され、撮りながら笑い転げ、本当に幸せでした。
「選択肢の連続への疲労」「正しさって何なのかわからない」
世界の状況が変わる前から生きやすくはなかったのにもっと大変になってしまった世の中で、勝ち上がってやるんだ、という花子の全身全霊を、私が止めてなるものかと挑みました。
花子と同じく、みんなにめちゃめちゃ愛してもらって、出来上がった作品です。
あなたに届きますように。
ぜんぶ世の中が悪い。仕方がない。
人も自分も嘘と言い訳でごまかして都合の悪いこともぜんぶ無かったことにする。
そんな理不尽に抗う、とある家族の物語です。
人は愚かで醜いけど、命は尊く等しく重い。監督の愛と敬意と皮肉が詰まった作品になっていると思います。是非劇場でご覧ください。
布に覆われた哀しみを、悔しさを、やるせなさを、怒りを今この主人公は、あらゆる欺瞞を越えて剥がしていく。
社会に隠蔽された心を、消えゆく尊厳を、証明できない存在や愛を、イナズマが照らす。
それでも人でありたいと願う憎まれっ娘が、恋人や家族を巻き込んで世にはばかる、明日への逆転反逆ファミリーラブコメディです。
どうか、コロナを共に経験し共に生きる誰かの、逆境だらけの誰かの、破れた心にイナズマを。
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