菅田将暉主演「ミステリと言う勿れ」映像初公開 まるで「犬神家の一族」!? 遺産相続問題に巻き込まれる
2023年4月20日 05:00

菅田将暉主演の人気連続ドラマを映画化する「ミステリと言う勿れ」の特報(https://youtu.be/E1vGt6-0b9s)がお披露目。映像では、主人公・久能整(菅田)が、「犬神家の一族」を彷ふつとさせる遺産相続問題に翻ろうされている。
累計発行部数1800万部を突破している田村由美氏の同名漫画(小学館刊)をドラマ化し、2022年1月期のフジテレビ月9枠で放送された「ミステリと言う勿れ」。天然パーマがトレードマークの大学生・整による、「僕は常々思うんですが……」という言葉から始まる膨大な知識と、独自の価値観に基づく持論を淡々と述べるだけで、事件の謎や人々の悩みが解決していく新感覚ミステリーが、大きな話題を呼んだ。放送直後から開始された見逃し配信では、民放歴代No.1の記録(放送当時)を樹立。22年日本民間放送連盟賞・番組部門のテレビドラマで優秀賞を受賞した。
映画で描かれるのは、原作コミックス2~4巻で展開された人気エピソード、通称“広島編”。広島を訪れた整が、代々遺産をめぐる争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続問題に巻き込まれる。
整を狩集家の遺産相続事件へと誘う汐路役を、原菜乃華が務める。汐路のいとこで狩集家の遺産相続候補者であり、勝気な性格の赤峰ゆら役に柴咲コウ、狩集家お付きの弁護士の孫で、汐路の初恋の人・車坂朝晴役に松下洸平を配した。町田啓太が汐路のいとこで遺産相続候補者である臨床検査技師・理紀之助、萩原利久が同じく汐路のいとこで遺産相続候補者であり、ヤンチャな性格だが根は真面目な波々壁新音に扮する。ドラマに引き続き、松山博昭(「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」)が監督を務める。
特報は、汐路の「久能整くん、力を貸して――」という言葉に戸惑う整の姿でスタート。ドラマでおなじみの音楽とともに、宮島の厳島神社や原爆ドームなど、広島の名所が映し出される。「うちの遺産相続は必ず争う形になって、必ず何人も死人が出てる。殺し合う一族だって……」という汐路に、思わず「犬神家の一族」と呟く整。蔵の鍵、日本人形、遺言書などの不気味なカットとともに、神妙な面持ちの狩集家の面々が切り取られ、整が川へと落ちる衝撃シーンも。映像の終盤では、激しく洋服を引っ張り合う整と汐路を活写。「どうして、拒否もOKも『結構です』なんだろ日本語って。結構です! 本当に嫌なんです!」という整が、汐路から「面倒くさいなぁ……」と言われており、本作らしく、軽妙でほほ笑ましいおしゃべりも垣間見える。
「ミステリと言う勿れ」は、9月15日に全国公開。
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