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過激でユーモラス! ドイツの映画作家ウルリケ・オッティンガー“ベルリン三部作”8月公開

2023年4月18日 11:00

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ティザービジュアル
ティザービジュアル
Bildnis einer Trinkerin, Photo: Ulrike Ottinger (C) Ulrike Ottinger

「ニュー・ジャーマン・シネマ」の時代から精力的に作品を発表しながら、日本では紹介される機会が少なかったドイツの映画作家ウルリケ・オッティンガーの“ベルリン三部作”と呼ばれる「アル中女の肖像」「フリーク・オルランド」「タブロイド紙が映したドリアン・グレイ」が、8月に公開されることが決定。「アル中女の肖像」「タブロイド紙が映したドリアン・グレイ」は、日本の劇場では初めてのロードショーとなる。

オッティンガーは、2020年にベルリン国際映画祭でベルリナーレカメラ(功労賞)を受賞。21、22年にはウィーンやベルリンの映画博物館などヨーロッパを中心に、大規模なレトロスペクティブが開催。美術館やギャラリーでは美術作品の展示が行われ、映画作家として、芸術家として、世界的に再評価の機運が高まっている。

ウルリケ・オッティンガー
ウルリケ・オッティンガー

ドイツ在住の小説家・詩人の多和田葉子氏は、ベルリン国際映画祭での功労賞受賞式で「ダンテは『神曲(神聖喜劇)』を、バルザックは『人間喜劇』を書きました。オッティンガーの映画は、『人間と神々の喜劇』と呼べるのではないでしょうか?」と祝辞を述べている。また、映画監督リチャード・リンクレイターは「アル中女の肖像」を最愛の1本にあげて「何度も見たい、爽快な映画」と語っている。

「アル中女の肖像」
「アル中女の肖像」
Bildnis einer Trinkerin, Photo: Ulrike Ottinger (C) Ulrike Ottinger

「ベルリン三部作」には、マグダレーナ・モンテツマイルム・ヘルマン、クルト・ラープ、フォルカー・シュペングラーなど、ベルナー・シュレーターライナー・ベルナー・ファスビンダーといった映画作家と共に「ニュー・ジャーマン・シネマ」のムーブメントを支えた俳優たちが登場する。なかでも「フリーク・オルランド」「タブロイド紙が映したドリアン・グレイ」に出演するデルフィーヌ・セイリグの存在感は驚くべきもの。近年、フェミニストとしての活動に焦点が当てられたドキュメンタリー映画作品が制作され、フランスで画期的な評伝が出版されるなど注目の集まるセイリグ。今回の上映でもその多才さを確認できるだろう。

その他にもパンク歌手のニナ・ハーゲン、ジャン=リュック・ゴダール監督作「アルファビル」に主演したエディ・コンスタンティーヌ、前衛的な芸術運動「Fluxus」に参加したウルフ・ボステル、戦後ドイツにおいて最も影響力のある芸術家の一人であるマーティン・キッペンバーガー、そして「ドリアン・グレイ」を演じる伝説のスーパーモデル、ベルーシュカなど、多彩なキャストも見どころだ。

「フリーク・オルランド」
「フリーク・オルランド」
Freak Orlando, Photo: Ulrike Ottinger (C) Ulrike Ottinger
「タブロイド紙が映したドリアン・グレイ」
「タブロイド紙が映したドリアン・グレイ」
Dorian Gray im Spiegel der Boulevardpresse, Photo: Ulrike Ottinger (C) Ulrike Ottinger

情報解禁にあわせて発表されたティーザービジュアルは「アル中女の肖像」の一場面を切り取ったスチール写真から作成。鮮やかな赤の帽子とコートをめとい、ベルリン・テーゲル空港に佇む主人公“彼女”を演じているのは、初期オッティンガー作品の併走者であったタベア・ブルーメンシャイン。80年代の西ドイツのファッションや前衛的なアートにおいてアイコン的存在であったブルーメンシャインの佇まい、身振りや表情は、本作、あるいは「ベルリン三部作」のユニークかつユーモアに満ちた世界観と現代性を体現しているといっても過言ではない。「アル中女の肖像」では衣装も担当しており、そのキッチュでスタイリッシュな着こなしにも注目だ。

フェミニズム映画やクィア映画の文脈で論じられるなど、従来の様々な規範を揺るがす先進性が再評価されているオッティンガー作品。「ベルリン三部作」は、物語の「わかりやすさ」をはねつけ打ち壊す過激さを持つ一方で、その映像は見ることの喜びへと誘うユーモアと美意識に溢れている。そして、冷戦下の西ドイツにおいて「ベルリンの壁」に分断された都市の荒廃した風景を捉えており、現在のベルリン、あるいは都市について考えるための歴史的な記録としても貴重なものとなっている。

ウルリケ・オッティンガー「ベルリン三部作」(プンクテ配給作品第1弾)は、8月から渋谷のユーロスペースほかにて全国順次公開。各作品の概要は、以下の通り。

▼「アル中女の肖像
飲むために生き、飲みながら生きる、酒飲みの人生。西ドイツのアート、ファッションシーンのアイコン的存在であったタベア・ブルーメンシャインの爆発する魅力。ライナー・ベルナー・ファスビンダーが「最も美しいドイツ映画」の一本として選出し、リチャード・リンクレイターが最愛の作品としている。
▼「フリーク・オルランド
バージニア・ウルフの小説「オーランドー」を奇抜に翻案し、神話の時代から現代までが5つのエピソードで描かれる「小さな世界劇場」。ユニークな映像感覚の中に、ドイツロマン主義の伝統とブレヒトやアルトーなどの近現代演劇の文脈が息づく。
▼「タブロイド紙が映したドリアン・グレイ
伝説的なスーパーモデル、ベルーシュカが主演。デルフィーヌ・セイリグタベア・ブルーメンシャインらが特異な存在感を持って脇を固める。オスカー・ワイルドドリアン・グレイの肖像」や「ドクトル・マブゼ」などのモチーフを含み込み、バロックで、デカダンスで、ダダイスティックな独自の世界観を生み出している。
画像6

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