坂本龍一さんが音響監修 「最上の音響を楽しめる劇場」と自負するプレミアムシアターがオープン
2023年4月12日 14:00

先日亡くなった音楽家・アーティストの坂本龍一さんが音響を監修した「109シネマズプレミアム新宿」(8スクリーン、752席)が、4月14日(金)に開業する。これに先立ち、プレス向け個別内覧会が11日に行われ、坂本さんが作曲した館内BGM(シアター開場案内、本編開始前スペシャルサウンド、ラウンジ内)の鑑賞体験、WELCOME CONCESSION(ウェルカムコンセッション)でのドリンク、フードの提供、各施設の紹介が行われた。

同映画館は、同じタイミングで開業する超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」(高さ約225メートル。地上48階、地下5階、塔屋1階)の9階~10階にオープンする109シネマズグループの新ブランドで、「ここにしかない、できごと。」をキャッチコピーに掲げ、日本で初めて通常シネコンの最大約2.3倍の大きさのプレミアムシートを全席に導入。また、新宿エリア初となるScreenXのほか、109シネマズとして初めてDolby Atmosを導入するなど、全シアターにハイスペックな映写、音響設備を備えている。中でも坂本さんが監修し、より極限までリアルな音を追求した音響システム「SAION SR EDITION」が目玉だ。

坂本さんは、信頼する音響システムを提供する会社を運営していた友人から今回のプロジェクトに誘われたそう。「彼らと一緒なら本当にクヲリティーの高い音を提供する映画館にできるだろうと思い、監修者として参加することにしたのです。また、常に最高の音響作りを目指す彼らを指名した109シネマズさんの姿勢にも共感しました」と参画を決めた理由を語り、完成した音響システムについては、「スピーカーはもちろん、オーディオケーブルやアンプなど細部にこだわり、最上の音響を楽しめる劇場ができたと自負しています」と生前にコメントを発表していた。

なお、映画館のオープンを記念して、坂本さんが音楽制作を担当した映画やライブ映像を上映するイベント「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」が、4月14日~ 5月18日に開催される。さらに「Ryuichi Sakamoto Premium Collection All Night」が、4月21日(金)ならびに4月22日(土)に行われる。オールナイトの上映作品は以下のとおり。
「トニー滝谷」(2005/35ミリ上映)、「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」(2023)、「天命の城」(2018)、「戦場のメリークリスマス」(1983/35ミリ上映)
「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +」(2023)、「戦場のメリークリスマス」(1983/35ミリ上映)、「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async」(2018)、「シェルタリング・スカイ」(1990)
また、Screen X オープニングラインナップは以下のとおり。
「Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」
この機会にぜひ新宿に誕生するプレミアムな映画館を訪れ、坂本さんが作り上げた最上の音響を体験してみては。
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