【本日配信】宮部みゆき「模倣犯」を台湾でドラマ化! 特別対談映像で、犯人像の執筆秘話が明らかに
2023年3月31日 16:00
ミステリー作家・宮部みゆき氏の小説「模倣犯」を原作とした、台湾製作のドラマシリーズ「模ほう犯」(※「ほう」の正式表記は、人偏に「方」)が、本日3月31日からNetflixで、独占配信が開始された。あわせて宮部氏と、主演のウー・カンレン(「台北発メトロシリーズ 淡水河の奇跡」)の特別対談映像(http://youtu.be/Wo2lK7ZHZeA)がお披露目された。
舞台は、1990年代の台北。ある日、公園で、切断された女性の右腕が発見される。それは、予測不能な事件の始まりに過ぎなかった。高まる大衆の関心を巧みに利用し、マスコミを翻ろうする連続殺人犯によって、事件はショーのように過熱していく。事件解決に挑む検事グォ・シャオチ(ウー・カンレン)は、やがて一連の事件の裏にある真実に気付く。ウー・カンレンに加え、アリス・クー、トゥオ・ツォンホァ、ジャック・ヤオ、フェンディ・ファン、キャミー・チャン、シア・トンハン、ルビー・リンらが共演した。
特別対談映像の前半では、来日したウー・カンレンが、作品に関連するスポットをめぐり、原作愛を爆発させる姿が切り取られている。後半の対談パートでは、宮部氏と、作品への思いを語り合う。ドラマ化について、宮部氏は「期待が半分、心配が半分だったんですけども、今日第1話を見せて頂いて、もう不安は全部吹っ飛んでしまいまして、とにかく先が見たいです。本当に面白いし、すごくスリリングなドラマにして頂いたと思います」と絶賛。宮部氏とともに、改めて本編を鑑賞したウー・カンレンは、「グォ・シャオチという人物は、原作のなかにはなかったキャラクターです。先生の『模倣犯』を台湾で10話のドラマとする際に、非常に大きな困難に直面しました。キーパーソンがひとり必要だと考えました」と、リスペクトを込めつつ挑んだ翻案を語る。
宮部氏は、原作の執筆当時を振り返り、「犯罪を起こしたり、他者を傷つけても、自分が有名になりたいとかすごいことをする人間だと思われたい人は、やっぱり他者のことを全く考えていないだろうと、だからそこが明確な違いなんだろうなと思いながら犯人像を書いたような気がします」と、貴重な秘話を告白。最後に、「心の震えと恐ろしさと、そして人間にとって何が正しいことで、何が良いことなのか、何が悪いことなのかということを、ずっと深く問いかけてくるこのドラマ、どうぞお楽しみにして下さい」とアピールした。
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