広瀬すず&大西利空「水は海に向かって流れる」 スピッツ書き下ろし新曲流れる予告&ポスター公開
2023年3月13日 05:00
広瀬すずが主演し、田島列島氏(「子供はわかってあげない」)の人気漫画を映画化する「水は海に向かって流れる」の予告編とポスタービジュアル、全キャストが公開された。この予告編が、「スピッツ」が本作のために新曲を書き下ろした主題歌「ときめきpart1」の披露となる。
原作は、26歳のOL榊さんと高校生の直達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの面々の想定外の日々をつづる物語。過去のある出来事から心を閉ざし、「恋愛はしない」と宣言する榊さんと直達の特別な関係を描く。映画版では、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」「そして、バトンは渡された」の前田哲が監督を務める。広瀬が主人公・榊千紗役を演じるほか、彼女に淡い想いを寄せる高校生の直達役を大西利空、直達の叔父・茂道(通称:ニゲミチ)役を高良健吾、直達に想いを寄せる同級生・楓役を當真あみ、シェアハウスのムード―メーカーとも言える女装の占い師・泉谷に戸塚純貴、そのほか勝村政信、北村有起哉、坂井真紀、生瀬勝久らが共演する。
通学のため、叔父・茂道の家に居候することになった高校生の直達。どしゃぶりの雨の中、最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内されたのはシェアハウス。いつも不機嫌そうにしているが、気まぐれに美味しいご飯を振る舞う榊さん、親に黙って脱サラしたマンガ家の叔父・茂道、女装の占い師・颯、海外を放浪する大学教授・成瀬といずれも曲者揃いの男女5人に加えて、拾った猫をきっかけにシェアハウスを訪れるようになった直達の同級生で颯の妹・楓も交ざり、想定外の共同生活が始まる。
予告編は、スピッツが本作のために書き下ろした主題歌「ときめきpart1」に乗せ、榊さんと直達がカレーを頬張る食卓の風景から始まり、シェアハウスでの共同生活の模様が映し出される。いつもクールな榊さんに淡い想いを抱き始める直達は「榊さんって彼氏とかいるんですか?」と直球の質問を投げかけるが、「私、恋愛しないので」とはっきり言い放たれてしまう。大学教授・成瀬の「千紗ちゃんは16歳のまま時間が止まってる」という意味深なひと言や、榊さんの「恋愛はいつか終わるんだよ」という言葉。彼女はなぜ、笑わなくなってしまったのか?10歳年下の直達の純粋でまっすぐな想いが彼女の心を動かすのか?と2人の未来を見届けずにはいられない映像となっている。
主題歌を担当したスピッツの草野マサムネは「世の中ポジティブシンキングだけでは乗り切れないよなぁ、そんなことを考えさせられる、心に残るというより“心に引っかかる”お話です。それでもやっぱり障壁を乗り越えて、出会いの「ときめき」を大事にしたい。なのであえてポジティブな曲を作ってみました」と「ときめきpart1」について語る。スピッツと広瀬のタッグはNHK連続テレビ小説「なつぞら」ほか、映画主題歌・CMなど含め4度目。広瀬は今回の楽曲について「嬉しく、ご縁があるなと思いました。大人なんだけど大人じゃない。子供なんだけど子供でもない。絶妙なポジションにいる榊さんの中の、からまった糸がほぐれていくような印象を受けました」とコメントしている。
「水は海に向かって流れる」は、6月9日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。
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