劇場版「美しい彼」前田拳太郎、池田大が出演決定 切なくて美しい本予告&新場面写真披露
2023年3月1日 07:00
前田拳太郎と池田大が、萩原利久と八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)が主演した人気ドラマの劇場版「美しい彼 eternal(エターナル)」に出演することがわかった。あわせて、本予告と新たな場面写真が披露された。
原作は、「流浪の月」で本屋大賞2020を受賞し、「汝、星のごとく」が第168回直木賞候補作となっている小説家・凪良ゆう氏の人気BL小説。無口で友達もいない、クラス最底辺の平良が一目で恋におちたのは、圧倒的に美しく、そして冷酷、クラスの頂点に君臨する人気者“キング”清居だった。清居に絶対の忠誠を尽くす平良と、愛されたいという欲求を隠し持つ清居の想いは、紆余曲折の末に成就するが……。
21年11月からMBSドラマ特区枠で放送されたドラマ版は、第59回ギャラクシー賞の「マイベストTV賞第16回グランプリ」を受賞。2月からシーズン2が放送されると、Twitterでは放送される度にトレンド入りを果たすなど、多くの反響を呼んだ。
ドラマの続編となる劇場版では、大学卒業を控え、人気カメラマンのアシスタントとして働きはじめた平良と、俳優として活躍の場を拡げる清居の“その後”の物語が描かれる。ドラマのシーズン2から引き続き、平良の所属する写真サークルの部長・小山和希役で高野洸、平良の“推し活”仲間・設楽克己役で落合モトキ、清居の事務所の先輩女優・安奈役で仁村紗和、平良がアシスタントを務めるカメラマン・野口大海役で和田聰宏が続投される。
前田が演じたのは、人気絶頂のアイドル・桐谷恵介役。清居の事務所の先輩で、天才女優・安奈(仁村)の恋人という役どころだ。前田は「自分が人気アイドル役!?とすごく驚きました」と語るとともに、「チームワークと現場の雰囲気がとても良く、僕自身のびのびと桐谷を演じることが出来ました」と撮影を振り返った。
一方、池田は、野口大海(和田)のアシスタントで平良の先輩の香田役で出演。「いつまでも続いてほしいと思ってしまうようなこの世界観を、ぜひ劇場で体感していただけたら」とコメントを寄せた。
本予告は、清居が平良を無我夢中で抱きしめるシーンから始まり、想いが通じ合った2人の甘くて優しい時間が映し出されていく。カメラを向ける平良に対して、まっすぐで想いのこもった視線を返す清居。しかし、1人から2人へと変わった世界をどこかまだ受け止め切れてない様子の平良に、清居は「お前は俺のファンなのか? 彼氏だろ?」と、心ならずも平良に背を向けてしまう。そして、平良も清居への独占欲に葛藤し、お互いを想いあうからこそ生まれる、切なくて儚くて美しい、純粋なふたりの世界が描かれていく。
平良と清居のソロビジュアルを採用した第2弾ムビチケカード(2種)が、3月10日から発売。特典として、ムビチケのソロビジュアルが両面にデザインされたA5サイズのクリアファイルが付属する。
「劇場版 美しい彼 eternal」は、4月7日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。台湾でも同日公開される。ドラマ版を再編集した「美しい彼 special edit version」も、3月10日よりTOHOシネマズ池袋ほか全国劇場で1週間限定で公開。前田、池田のコメント全文は以下の通り。
桐谷恵介を演じました前田拳太郎です。
最初にお話をいただいた時は自分が人気アイドル役!?とすごく驚きました。
ドラマがシーズン1.2と続いている作品に途中から参加させていただきましたが、キャスト・スタッフさんのチームワークと現場の雰囲気がとても良く、僕自身のびのびと桐谷を演じることが出来ました。
この映画を通して桐谷というキャラクターの魅力を伝えられたらと思いますので、是非劇場で見ていただきたいです。
ドラマ「美しい彼」での2人の描き方、面白さに感銘を受けていたので、今回映画版に香田として参加させていただき、たいへん光栄に思います。
いつまでも続いてほしいと思ってしまうようなこの世界観を、ぜひ劇場で体感していただけたら嬉しいです。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。