ウィル・スミスのビンタ事件への対応が遅すぎた アカデミー会長が反省
2023年2月17日 11:00

アカデミー賞授賞式を3月に控えるなか、前年の授賞式でウィル・スミスが起こしたビンタ事件への対応に遅れがあったことを、同賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会長が認めた。
2月13日(現地時間)、米ロサンゼルスでアカデミー賞にノミネートされた人々を招いた恒例の昼食会が実施された。この場で、ジャネット・ヤン会長は、「アカデミー賞において私たちが前代未聞の出来事を経験したことは、皆さんも覚えていると思います」と切り出した。「舞台上で起きたことはまったく容認できるものではなく、私たちの組織の対応は不十分でした。私たちはこの出来事から、アカデミーは完全に透明性を保ち、行動に責任を持たなければならないことを学びました。特に危機の時には、私たち自身とこの業界のために、迅速かつ思いやりのある断固とした行動を取らなければいけません。今後の私たちの行動に期待してください」
昨年の第94回アカデミー賞授賞式は3月27日(現地時間)に開催。この場で、主演男優賞にノミネートされていたスミスは、プレゼンターとして登場したクリス・ロックが妻ジェイダ・ピンケット=スミスを侮辱したとして檀上にあがり、平手打ちを食らわせる暴行に及んだ。だが、映画芸術科学アカデミーはなにも処罰を下さなかったため、スミスはそのまま主演男優賞を受賞し、スピーチを行っている。
その後、世論の批判と、アカデミー会員内でウィル・スミスを追放しようという声が高まるなかで、4月1日にスミスは自ら退会を表明。その後、映画芸術科学アカデミーはスミスの会員資格を剥奪し、今後10年はアカデミー賞授賞式への出席を禁止すると発表している。
第95回アカデミー賞授賞式は3月12日(現地時間)に実施される。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

過去最高の評価!最も泣いた!
【“最高&最幸”の一作】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

ハリポタファンに激烈にオススメ
【本気で良かった】夢と魔法のような、最高の空間…特別すぎる体験でした【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

え、伊藤英明!? すごすぎる…!
【狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!】地上波では絶対ムリ!? 超暴力的・コンプラガン無視の超過激作!
提供:DMM TV

是枝裕和監督作品「ラストシーン」
iPhone 16 Proで撮影。主演は仲野太賀と福地桃子。(提供: Apple)