映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

若者6人の運命がリアルとバーチャルで絡み合い、無差別殺人へと向かう 「青春弑恋」予告編

2023年1月27日 12:00

リンクをコピーしました。
エドワード・ヤン監督作「恐怖分子」のテーマを、デジタル時代にアップデート
エドワード・ヤン監督作「恐怖分子」のテーマを、デジタル時代にアップデート
(C)2021 CHANGHE FILMS LTD.

ポスト「台湾ニューシネマ」の鬼才ホー・ウィディンの監督作「青春弑恋」(読み:せいしゅんしれん)の日本版予告編がお披露目。接点のない6人が互いに影響し合い、オンラインゲーム、インフルエンサー、ポルノ、コスプレ、妄想、刀、恋愛のもつれをベースに、台北駅の無差別殺人事件に巻き込まれていくさまが切り取られている。

本作は、2021年のトロント国際映画祭でワールドプレミア上映されると高い評価を受け、同年の第34回東京国際映画祭の「ワールド・フォーカス」部門では、「テロライザーズ」のタイトルで上映。エドワード・ヤン監督の傑作「恐怖分子」で描かれたような“何の接点も持たない人々の間の奇妙な連鎖反応を描いた群像劇”という同じテーマをデジタル時代にアップデートし、都市のミレニアル世代の若者の欲望と苦悩を野心的に描く。ここ数年、台湾の映画やテレビでは、若者が犯した凶悪な公共犯罪の後日談を取り上げることが繰り返されるようになった。その事例を要とし、刺殺事件をきっかけに交錯するZ世代ティーンエイジャーの人生に焦点を当てている。

画像2(C)2021 CHANGHE FILMS LTD.

予告編の冒頭では、刀を持った男が台北駅に現れ、ヘッドフォンをした女が立ち尽くすなか、悪夢が始まる瞬間が映し出されている。長い航海を終え、「家族が欲しくなった」と帰国した若い料理人シャオジャンと、「みんな私を捨てた」と悲しみを訴えるカフェ店員のユーファンは、徐々に惹かれ合っていく。ふたりを影からのぞく、オタクの大学生ミンリャン。「私クズよね」と泣く新人女優モニカに、「その気持ちわかる」と寄り添うユーファン。過去にエロティックなライブ配信をしたモニカに興奮するミンリャン。彼と乾杯するマッサージ嬢と、「彼氏になって」とコスプレで迫る、好奇心旺盛な女子高生キキ。6人の関係は、徐々に複雑に絡み合っていく。

ショパンの「夜想曲(ノクターン)」の美しい音色が突然鳴り止むと場面は変わり、電車のなかでミンリャンはモニカの前に現れ、「僕の恋人だ!」と叫ぶが、「赤の他人よ!」と拒絶される。リアルとバーチャルが交差する世界で、6人は、逃れられない運命へと向かっていく。映像には、「衝撃的そしてスタイリッシュ」(Variety)、「孤立した魂の人間交差点から見える不都合な真実」(Screen Daily)、「盲目的で真実な愛の描写」(The Film Stage)など、海外メディアからの絶賛評がおさめられている。

ジャッキー・チェンと共演した「ナイト・オブ・シャドー 魔法拳」など国際的に活躍するリン・ボーホンは、心に闇を抱えるストーカー、ミンリャンを演じる。Netflixオリジナルシリーズ「次の被害者」で、台湾のエミー賞といわれる金鐘奨(ゴールデン・ベル・アワード)の最優秀新人賞を受賞したムーン・リーが、孤独な女性ユーファンに扮した。撮影は、「幸福都市」でホー・ウィディン監督とタッグを組んだジャン・ルイ・ヴィアラールが担当。ホー・ウィディン監督がイメージする台北の光と影を、登場人物の心の機微とあわせて美しく描写した。

青春弑恋」は、3月24日から東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほか全国順次公開。

ホー・ウィディン の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る