宮沢氷魚が体現“狂気を秘めた明智光秀” 「レジェンド&バタフライ」新場面写真入手
2023年1月24日 09:00
木村拓哉が織田信長、綾瀬はるかが正室・濃姫(別名:帰蝶)を演じる映画「レジェンド&バタフライ」が、1月27日に公開を迎える。同作で“明智光秀”を演じているのは、人気俳優の宮沢氷魚。本記事では新場面写真とともにミステリアスな雰囲気を纏う“宮沢流の光秀”の魅力に迫っていく。
本作は、総製作費20億円を投じる東映70周年記念作品。23年のNHK大河ドラマ「どうする家康」が待機する古沢良太が脚本を手がけ、「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンをとった。信長と濃姫の生涯を、いままで描かれることのなかった新たな目線で描き出す。
テレビドラマ「コウノドリ」第2シリーズ(2017)で俳優デビューを飾った宮沢は、初主演を果たした映画「his」(20)で数々の新人賞、映画「騙し絵の牙」(21)で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。昨年は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(22)でヒロインの幼なじみ役を演じ、お茶の間の話題をさらい、映画「グッバイ・クルエル・ワールド」や「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」(声の出演)など多岐に渡る活躍をみせた。
宮沢が本作で演じているのは、織田信長の家臣で織田五大将の一人である“明智十兵衛光秀”。今回解禁となった場面写真は、信長の仇敵・朝倉義景、浅井長政と久政、3人の頭蓋骨を盃にして信長に献上する光秀の姿を切り取ったものだ。歴史上有名なエピソードでもあるが、天下布武を掲げ、覇道を突き進む信長に心酔し、配下として共に天下統一へと突き進む覚悟の表情が垣間見える。
出生も出自も定かではない光秀だが、今回は「光秀が信長より若かった」とされる”光秀若年説“を採用し、宮沢のキャスティングとなった。宮沢の時代劇離れした目鼻立ち、そしてその姿から醸し出すミステリアスな雰囲気が相まり、彼にしか表現できない得体の知れない狂気を秘めた光秀が創り上げられている。
光秀は「本能寺の変」を引き起こした張本人とされ、日本人であれば誰もが知る戦国武将だ。先日のジャパンプレミアイベントの場において、宮沢は役を演じるうえで意識したことを語っている。
宮沢「とにかく光秀は頭が良くて誰よりも信長に対する愛情や憧れがあって、それは常に持ちつつ、自分にしかできない明智をと思ったときに、自分の持つミステリアスさだったりアンニュイな部分を役と融合できたらいいなと、意識的に新しい明智を作りたいと思い、本作に臨みました」
SNS上では「氷魚さんのミステリアスな面立ちと雰囲気を 300%活かした最高の完成でした。この十兵衛はやばい」「氷魚君の明智も凄い良い!! 失望する瞬間の表情。一番印象的なシーンかも」といった声も挙がっている。本作で初の時代劇作品の出演となった宮沢が創り上げた“明智光秀”が鮮烈な印象を与えることは間違いないだろう。