日本映画を世界のミニシアターへ 世界17都市の配給ルート開拓を目指し、クラファン実施中
2022年12月23日 15:00

「街の上で」「ムーンライト・シャドウ」「シュシュシュの娘(こ)」などを手がけてきた映画制作プロダクションの株式会社コギトワークスが、「日本映画を世界のミニシアターへ届けること」を目標に、さまざまなプロジェクトを展開している。

同社は、日本映画の世界上映を実現するため、世界各国17都市のミニシアターと直接交渉し、新たな配給ルートを開拓することを目指している。ミッションとして、「多種多様な日本映画化文を絶滅させないために世界にマーケットを広げること」「作り手が直接、海外・国内の劇場とつながる新たなルートを開拓し“産地直送”を実現すること」「配給を介さず作り手が劇場に直接作品を届けることで『成功報酬制度』のビジネスを確立すること」を掲げている。

以上のミッション達成に向け、2023年1月21日まで、クラウドファンディングを実施中。世界各国のミニシアターを訪問し、契約を成立させるための費用の一部の支援を募っている。クラウドファンディングの詳細はウェブサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/633004)に掲載されており、映画監督・俳優からの激励の声を集めた動画も閲覧することができる。

さらに、新映画レーベル「New Counter Films」を設立。日本映画業界における新しいビジネスモデルを構築し、作品性・作家性を重視した良質な日本映画を国内外で発表することを目的としている。「誰もが観たい映画でなく、誰かが観たい映画をつくる」をミッションに、作家性と収益性を両立する良質な映画製作に着手。コギトワークス独自の配給網を活用した国内外のミニシアターへの配給と、映画公開同日の配信を目指すという。作品の製作にとどまらず、届けるところまでコミットすることで、従来の日本映画界にはなかった新しいビジネスモデルを始動させる。
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