【解説】「アバター2」あらすじ・キャラ・重要な設定まとめ トルーク・マクト、「I see you.」の意味とは?
2022年12月22日 08:00
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全世界興行収入歴代1位に君臨する「アバター」の続編「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」が、12月16日から公開されました。公開3日間で興行収入6億4637万円を記録する好スタートを切り、全米でも1億3400万ドル(日本円で約182億円)を叩き出すなど、年末年始に向けてさらに盛り上がりそうな本作。この記事では、これから見に行く人へ向けて、主要キャラクターや知っておきたい用語を紹介します。
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22世紀、人類は希少鉱物を求めて地球から遠く離れた神秘の星パンドラで「アバター・プロジェクト」に着手。「ナヴィ」と呼ばれるパンドラの種族と人間のDNAを組み合わせた肉体=「アバター」を操ることで、人体に有毒な大気の問題をクリアし、鉱物を採掘することが可能になった。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、アバターを通して自由に動き回ることができるように。パンドラの地で、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちたジェイクは、パンドラの生命を脅かす自身の任務に次第に疑問を抱くようになり、星の運命を決する選択を迫られていく。
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地球からはるか彼方の神秘の星パンドラ。元海兵隊員のジェイクはパンドラの一員となり、先住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれた。2人は家族を築き、子どもたちと平和に暮らしていたが、再び人類がパンドラに現れたことで、その生活は一変する。神聖な森を追われたジェイクとその一家は、未知なる海の部族のもとへ身を寄せることになる。しかし、その美しい海辺の楽園にも侵略の手が迫っていた。
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世界累計興行収入は22億6874万ドル万ドルで、歴代3位にランクインしている(23年3月2日時点)。なお、キャメロン監督は、世界歴代興収ランキングでトップ5のうち3作品(1位「アバター」、3位「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」、4位「タイタニック」)を手がけるという前代未聞の快挙を成し遂げている。第95回アカデミー賞では、作品賞、視覚効果賞、美術賞、音響賞の候補になっている。なお、今後「アバター3(仮題)」が24年12月20日、「アバター4(仮題)」が26年12月18日、「アバター5(仮題)」が28年12月22日に公開予定(いずれも全米公開)。
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地上での戦闘で足に大怪我を負って以来、車椅子で生活をしていた元海兵隊員。アバター・プロジェクトに参加していた一卵性双生児の兄が不慮の死を遂げたため、同じDNAを持つジェイクが参加することに。ナヴィの習慣や弱点などの情報を収集するミッションを課せられるが、やがてナヴィの文化や生き方に感化されていく。前作の最後には、自身の神経をアバターに移し、完全にナヴィの一族となった。
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パンドラの原住民であるナヴィのオマティカヤ族の女性。獰猛な動物に襲われたジェイクを救ったことで出会う。人類を侵略者として敵視しており、当初はジェイクにも冷たい態度をとっていたが、やがて心の距離を縮めていき、恋に落ちる。「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」ではジェイクと夫婦になり、子どもをもうけている。
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ジェイク一家の養女。前作で命を落としたグレース博士の娘。メインポスターにも起用されており、前作でグレース博士を演じたシガニー・ウィーバーが、今回は14歳のキリを演じていることも注目を集めている。
ジェイク一家の長男。弟たちを守るため、そして一族の次期リーダーとなるために成長していく。
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ジェイク一家の次男。未知なる海の生物と積極的にコミュニケーションをとっていく。
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地球人の子ども。幼かったためパンドラに取り残され、ジェイク家の養子となった。キリからは、特別な愛情を抱かれている。
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元海兵隊の大佐。前作では人間を率いてパンドラを襲撃するも、ジェイクらとの死闘の末、絶命した。本作では、DNAの持ち主である人間の記憶が組み込まれたアバターとして復活を遂げる。演じるスティーブン・ラングは「ドント・ブリーズ」シリーズなどで知られている。
ジェイク一家の末っ子。好奇心旺盛な8歳。
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海の部族・メトカイナ族のリーダー。森を追われたジェイク一家に救いの手を差し伸べる。
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トノワリの妻。「タイタニック(1997)」でキャメロン監督とタッグを組んだケイト・ウィンスレットが演じている。
地球から5光年離れた衛星・パンドラで実施されたプロジェクト。軍隊を伴ってパンドラに進出した資源開発企業RDAが、莫大な利益をもたらす超伝導性の鉱物アンオブタニウムの採掘を目的としている。パンドラには有毒な大気が充満しているため、人間はそのままでは分け入ることができない。そのハードルをクリアするため、パンドラの先住民ナヴィと人間の遺伝子を組み合わせた肉体“アバター”を開発した。
衛星パンドラに住む人間型の種族で、ナヴィ語と呼ばれる言語を用いる。地球人より長身、強靭で青い皮膚を持つ。ナヴィたちは地球人のことを「スカイ・ピープル」と呼んでいる。
ナヴィが神として崇めている存在。前作では、エイワの力を借りたジェイクが自身の神経をアバターに移し、完全にナヴィの一族となった。
アバター・プロジェクトの責任者である植物学者。自らもアバターを操縦してナヴィの人々と交流を図ってきた。前作ではジェイクらと共にナヴィ族の味方となり、地球人との戦いに身を投じるが、クオリッチが撃った銃弾を浴びる。エイワの力で神経をアバターの肉体に移植する儀式が行われたが、すでに衰弱していたため死去する。
巨大な翼で空を飛ぶ獰猛で巨大な飛行生物トルーク。トルークを乗りこなした者は「トルーク・マクト」と呼ばれ、ナヴィの救世主として語り継がれている。地球人のスパイであることをナヴィに告白したジェイクは、トルーク・マクトになることで信頼を取り戻した。
前作と続編に登場するセリフ&前作の主題歌の曲名にも使われている言葉。日本語では「あなたが見える」と訳されるが、「see」は「見る」以外にも幅広いニュアンスがあり、来日記者会見でファンからこのセリフの意味を問われたキャメロン監督は、以下のように答えている。
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「人との繋がりもこの言葉は表しています。目の前にいる人に『おはよう』の意味でシンプルに使うこともありますし、1作目でトルークに乗って現れたジェイクにネイティリがこの言葉を言ったときは、『今、あなたのことをもっと理解できている』ということを伝える意味で使っています。さらに深く掘り下げると『I love you.』という意味もあるんです。愛、理解、尊敬、認識という意味を持っている言葉です」(キャメロン監督)
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