ディズニーCEOが解任 ロバート・アイガー前CEOが復帰
2022年11月28日 10:00

米ウォルト・ディズニー社の役員会がこのほど行われ、現CEOのボブ・チャペック氏を解任し、ロバート・アイガー前CEOの復帰を決めた。アイガー氏といえば、2005年にCEOに就任して以来、ピクサー(74億ドル)、マーベル(40億ドル)、ルーカスフィルム(40億ドル)、21世紀フォックス(713億ドル)といったメディア企業を買収し、巨大帝国を築き上げたことで知られる。
アイガー氏は同職を21年にチャペック氏に譲ったものの、チャペック氏は「ブラック・ウィドウ」の配当をめぐり主演のスカーレット・ヨハンソンと戦ったり、米フロリダ州での「ゲイと言うな(Don’t say gay)」法案に反対声明を出しそびれたりと、その指導力に疑問符がついていた。
決定的となったのは、先日行われた第3四半期の株主総会だ。売上高でアナリストの予想を10億ドル下回ったばかりか、コンシューマー事業は15億ドルを超える赤字を計上している。
この異常事態を受け、役員会は前任者であるカリスマ経営者のアイガー氏を引き戻すことに決めた。市場は良い反応を示しており、ウォルト・ディズニー社の株価はアップしている。

「ブラック・ウィドウ」
をディズニープラスで今すぐ見る
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






【第78回カンヌ国際映画祭】オフィシャル・セレクション発表、早川千絵監督作など日本映画3本 応募作は過去最高の2909本、現代社会の暴力、愛、寛容など描く作品目立つ
2025年4月10日 23:00
取材 海外映画祭