「映画 イチケイのカラス」主題歌は「Superfly」! 黒木華が涙する新予告完成
2022年11月28日 05:00
竹野内豊と黒木華が共演する「映画 イチケイのカラス」の主題歌が、「Superfly」の「Farewell」に決定。同曲が彩る新予告編(https://youtu.be/1dWreI1frSw)もお披露目された。
講談社「モーニング」で連載された、浅見理都氏による同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列の月9枠で放送された連続ドラマ「イチケイのカラス」。舞台は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)。伝家の宝刀「職権発動」(刑事訴訟法128条「検証」に基づき、事実発見のために必要なときは、裁判所主体で検証を行うことができる)を駆使する自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内)と、超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木)の活躍が描かれた。平均世帯視聴率は12.6%で、令和“月9”No.1の高視聴率を記録した。
映画版では、ドラマのラストで“イチケイ”を去ってから2年後、岡山・瀬戸内に異動になったみちおが描かれる。竹野内と黒木のほか、ドラマの“イチケイ”メンバーである小日向文世、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂が続投。さらに斎藤工、向井理、柄本時生、西野七瀬、吉田羊、宮藤官九郎、尾上菊之助、平山祐介、八木勇征、津田健次郎、田中みな実ら豪華キャストが顔をそろえた。
みちおは、平凡な主婦・島谷加奈子(田中)が、史上最年少防衛大臣・鵜城英二(向井)に包丁を突きつけた傷害事件を担当する。事件の背景にあった、近海で起きたイージス艦と貨物船の衝突事故を調べていくが、航海内容は全て国家機密。みちおは「職権発動」が通用しない難敵に挑んでいく。対する千鶴は、裁判官の他職経験制度のもと、みちおの隣町で弁護士として働いていた。そこで出会った人権派弁護士・月本信吾(斎藤)と新たにバディを組み、人々の悩みに寄り添う彼の姿に、次第に惹かれていく。やがて、町を支える地元大企業のある疑惑が浮かび上がる。一見異なるふたつの事件には、衝撃の真実が隠されていた。
主題歌を担うのは、07年に「ハロー・ハロー」でメジャーデビューを飾り、「愛をこめて花束を」「Beautiful」「フレア」など数々のヒット曲で知られ、22年でデビュー15周年を迎える「Superfly」。新曲「Farewell」は、荘厳なゴスペルとドラマティックなストリングス、「Superfly」のエモーショナルな歌声が織りなす、感動的なビッグバラードに仕上がった。楽曲が力強く響く予告編には、新旧“イチケイ”メンバーのコミカルなやりとりを活写。一方で、事件の闇の深さを感じさせる意味深なセリフの数々、千鶴の涙などが切り取られている。
「映画 イチケイのカラス」は、23年1月13日から全国公開。「Superfly」、竹野内、田中亮監督のコメント(全文)は、以下の通り。
映画主題歌としては初めて、叶わぬ想いをモチーフにした曲を書き下ろさせていただきました。叶いはしなかった想いだけど、“大切な人を想い”その気持ちを抱けたことを大事にしたいなと思い、そんな気持ちが昇華されるような祈りの曲をつくりました。どうか映画と一緒に楽しんでいただけたらと思います。
Superflyの越智志帆さんとお会いしたのは13年前。当時、私が参加していたドラマの打ち上げ会場に来てくださり、スタッフの労をあのパワフルな歌声で吹き飛ばしてくださった。今回、「映画 イチケイのカラス」の主題歌で再びご縁があり大変光栄に思います。この混沌とした時代の中、生きていれば色々な試練に直面し、それを乗り越えるため時に立ち止まり考える……
誰もが思い当たる事があるのではないでしょうか。
失敗を恐れ、一歩踏み出す勇気が出ない、そんな時に、Superflyさんの優しくて強い歌声に、そっと背中を押してもらえると思います。
主題歌を受け取って初めて映像に重ね合わせた時、今作に必要な最後のピースがカチッとハマる音が聞こえました。映画「イチケイのカラス」が目指していた高みに辿り着けた瞬間でした。サビの力強くのびやかなメロディーは、「国家権力」という大いなる壁に立ち向かうみちおに戦う勇気を与えてくれています。優しく紡いだ歌詞のひとつひとつが坂間の心情に寄り添うように歌い上げられて、観客の皆さんの感情を大きく揺さぶるはずです。素敵な曲を作って下さったSuperflyさんに本当に感謝します! 映画館を出たあと、「もう一度笑えますように」「明日を生きよう」などの歌詞の意味を噛み締めながら、映画の住人たちの未来に思いを馳せてもらえると嬉しいです。
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