「007 スペクター」監督が後悔 脚本に時間をかけられなかった
2022年11月17日 11:00

「007」のファンのあいだで第23作「007 スカイフォール」(2012)は、ダニエル・クレイグ版「007」全5作だけでなく、シリーズ最高傑作との評価が高い。興行でもシリーズ史上初めて世界累計興収10億ドルを突破している。
一方、続編となる第24作「007 スペクター」(15)への評価は芳しくない。前作と同じ監督がメガホンをとっているのにもかかわらず。このほど、「007 スカイフォール」公開10周年を記念し、この2本でメガホンをとったサム・メンデス監督(「アメリカン・ビューティー」「1917 命をかけた伝令」)を米ハリウッド・レポーターが直撃している。
「007 スカイフォール」が傑作になったのは、製作中断のトラブルに遭ったことが原因だと、メンデス監督は振り返る。
「いまではみんな忘れてしまっているが、(スタジオの)MGMが倒産し、『ついに終わりだ。もう製作費を賄えない。『007』の終わりだ』という声が優勢だった」
製作が中断されている10カ月のあいだ、メンデス監督はニール・パービスとロバート・ウェイド、ジョン・ローガンら脚本家の力を借りて、問題箇所の修正・改善をすることができたという。
一方、「007 スペクター」の場合は、前作がシリーズ最大のヒットとなったため、一刻も早く製作に着手するよう内外からのプレッシャーがあったようだ。準備に充分な時間をかけることができなかったことは、「脚本にも出ている」と、メンデス監督は言う。
だが、メンデス監督は「007 スペクター」の失敗よりも、「007 スカイフォール」の成功を大切にしているという。「『スカイフォール』の製作は試行錯誤の連続でしたが、多くの人が見てくれたという点で、計り知れないほどの手応えを感じています」
メンデス監督は、自身が脚本を執筆した最新作「エンパイア・オブ・ライト(原題)」の公開を控えている。
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