中田秀夫監督、原点回帰のJホラー「禁じられた遊び」2023年公開 恐怖ビジュアルが早くも海外で話題に
2022年11月5日 12:00
日本時間11月1日から開催され、世界80カ国以上の映画配給会社が一堂に会する映画見本市「American Film Market 2022」(通称:AFM)で、中田秀夫監督の最新ホラー作品「禁じられた遊び」(2023年公開)の超ティザービジュアル2種が公開された。
原作は、第4回「本のサナギ賞」で大賞を受賞した小説、清水カルマ「禁じられた遊び」(ディスカヴァ―文庫刊/2019)。著者の清水氏のデビュー作である本作は、新人離れした恐怖の表現で大賞を受賞。出版されると、累計発行部数4万部を超えるヒット作となった。
「リング」(98)、「スマホを落としただけなのに」(18)、「事故物件 恐い間取り」(20)など、ホラー、サスペンスなどのあらゆる怖さを追求し、世に送り出してきた中田監督。今回は、大ヒットミステリー映画「スマホを落としただけなのに」で企画・プロデュースを務めた平野隆氏と2年ぶりのタッグを組む。平野氏にとって初のホラー映画プロデュースとなり、新人作家の純度の高い注目ホラー小説の映像化に挑む。
公開されたティザービジュアル2種は、顔の見えない子どもの下に生える不気味な根っこが作品タイトルになっているアーティスティックなものと、その子どもが一軒家の庭に指を埋めている刺激的なデザインで、それぞれに不気味な世界観を表現している。子どもは一体何をしているのか……ジャパニーズホラー特有の雰囲気が感じられるビジュアルだ。なお、ビジュアルの公開に合わせて公式サイト(https://kinjirareta-asobi.jp)もオープンした。
海外の映画関係者からは、「まさしく『これぞホラー』というアートワークだ!」(フィリピン)、「ホラー版『イカゲーム』を彷彿させるアートワークで、非常に興味をそそられる。面白そうだ」(タイ)、「どちらのビジュアルも邪悪なモノが地中でうごめいているような、非常に不気味な印象を与えていて、とても良い」(シンガポール)などのコメントが寄せられ、早くも「禁じられた遊び」に対する期待が高まっている。「The Forbidden Play」という英語タイトルも決定しており、世界的に注目されるジャパニーズホラー作品になりそうだ。出演者等の情報は今後の続報で明らかにされる。