ジャレッド・レト、カール・ラガーフェルドの伝記映画に主演
2022年10月18日 17:00
ファッション界の伝説カール・ラガーフェルドの伝記映画に、オスカー俳優ジャレッド・レトが主演することが明らかになった。米Deadlineが報じている。
2019年2月に85歳で死去したラガーフェルド氏は、自身のブランドを展開するかたわら、「シャネル」や「フェンディ」といった世界的有名ブランドのデザイナーとして、また写真家としても活躍。映画は、ラガーフェルド氏のシグナチャーブランドである「カール・ラガーフェルド」のピエール・パオロ・リギCEO、35年間にわたりアドバイザーおよびコミュニケーション部門のトップを務めたキャロライン・ルバー、パーソナルアシスタント兼ボディガードとして20年以上仕えたセバスチャン・ジョンドーという、生前のラガーフェルド氏が最も信頼を寄せていた腹心が製作総指揮にあたるという。
タイトル未定の同作で主演に加え、自身の製作会社パラドックスを通じてパートナーのエマ・ラドブルックとともにプロデューサーも務めるレトは、「カールは常にインスピレーションを与えてくれる存在だった。博学なアーティストで革命児、頼れるリーダーだった彼だが、何よりも真に心優しく親切な人だった」と振り返る。「カールの人生とレガシーを讃えつつ、伝記映画の芸術的領域を押し広げるような作品にしたいというビジョンを“チーム・ラガーフェルド”と分かち合えたことは実にラッキーだったし、キャロライン、ピエール、セバスチャンの協力に心から感謝している」。
一方でリギCEOも、「これまでハリウッドのプロデューサーたちから何度もカールの生涯を映画化したいと話を持ちかけられましたが、ジャレッドとエマに会って初めて、カール自身が見たかったであろう作品になるという確信を持つことが出来ました」と太鼓判を押した。
プロットや監督などの詳細についてはまだ明らかにされていないが、ラガーフェルド氏の人生において重要な位置を占めた人間関係を、本人同様に予測不可能かつ奇抜な視点と展開で描く作品になるようだ。