カンバーバッチが猫まみれ! 「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」大島依提亜デザインのポスター披露
2022年10月11日 20:30
ベネディクト・カンバーバッチが英画家ルイス・ウェイン役を演じる「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」のポスターが2種披露された。グラフィックデザイナーの大島依提亜氏が手掛けたもので、ウェインが愛した“妻”と“ネコ”が印象的なデザインとなっている。
19世紀末から20世紀にかけてイギリスで人気を博した、画家でイラストレーターのウェイン。当時、ネズミの退治役、もしくは不吉な存在として恐れられていた猫を愛らしくコミカルに、生き生きとしたタッチで描き、人々の心を掴んだ。夏目漱石の「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の作者とも言われ、SFの巨匠H・G・ウェルズからも「ルイス・ウェインは独自の猫を発明した」と絶賛された。
イギリスの上流階級に生まれたウェインは、父亡きあと一家を支えるために、ロンドンニュース紙でイラストレーターとして活躍していた。やがて、妹の家庭教師エミリーと恋に落ちたウェインは、身分違いだと反対する周囲の声を押し切り結婚。2人は家を出て幸せな家庭を築くが、エミリーが末期ガンを宣告されてしまう。そんな絶望の淵で出会ったのが、一匹の子猫だった。猫にピーターと名付け、ウェインはエミリーを喜ばせるために猫の絵を描き始める。
ウェイン役をカンバーバッチ、妻エミリー役をクレア・フォイが演じるほか、アンドレア・ライズボロー、トビー・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズらが出演。ナレーションはオリビア・コールマンが務めた。俳優、監督として活躍する日系英国人のウィル・シャープがメガホンをとり、「ある公爵夫人の生涯」でアカデミー賞に輝いたマイケル・オコナーが衣装を手掛けた。
大島氏がデザインした2種類のポスターのうち、1つ目のメインビジュアルは本国で使用されたデザインを再構築したもの。カンバーバッチ演じるウェインとフォイ扮する妻エミリーが、愛猫のピーターを抱き、寄り添う姿が中心に据えられている。右端には「君とネコとの思い出が、永遠に僕を守ってくれる。」というコピーが添えられ、邦題を象徴したデザインとなっている。
2つ目は、ウェインの周りに彼が描いた通称「ルイス・ウェイン・キャット」と呼ばれる猫たちを画面いっぱいに配置した“ネコビジュアル”。つぶらな瞳をした擬人化された猫らが、お茶を飲んだり、葉巻を吸ったり、おもちゃで遊んだり、椅子に腰かけたり。猫の魅力にあふれた可愛らしいデザインとなっている。2種類のポスターは、B5チラシとして上映予定の劇場を中心に順次配架される予定だ。
「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」は、12月1日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
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