「スパイダーマン」スピンオフ映画の監督はアルフォンソ・キュアロン息子
2022年10月10日 14:00
オスカー監督アルフォンソ・キュアロンの息子ホナス・キュアロンが、「スパイダーマン」シリーズのスピンオフ映画「El Muerto(原題)」の監督を務めることがわかった。米Wrapが報じた。
マーベル実写映画初のラテン系アメリカ人の主人公を描く本作は、プエルトリコ出身のグラミー賞ラッパー、バッド・バニー(「ブレット・トレイン」)が主演。超人的なパワーを発揮できるマスクを先祖から受け継いできたレスラーのエル・ムエルトことフアン・カルロスを演じる。コミックではチャリティ試合でスパイダーマンと対戦し、ピーター・パーカーの素顔を暴く寸前まで追い詰めたキャラクターだ。映画では、父親から力を受け継ぐ前のアンチヒーローとして描かれるとのことで、脚本はギャレス・ダネット=アルコセルが執筆している。米ソニー・ピクチャーズ配給「El Muerto(原題)」は2024年1月12日全米公開の予定。
ホナス・キュアロンは、アカデミー賞7冠のアルフォンソ・キュアロン監督作「ゼロ・グラビティ」で父と共同脚本を務め、同じく親子で共同執筆したサバイバルスリラー「ノー・エスケープ 自由への国境」(ガエル・ガルシア・ベルナル&ジェフリー・ディーン・モーガン主演)で長編監督デビューを果たした。
気鋭の脚本家として注目されているダネット=アルコセルは、初のラテン系スーパーヒーローを描くDC映画「ブルー・ビートル(原題)」や、リメイク版「スカーフェイス」を執筆している。