チャドウィック・ボーズマンさん死去で引退を考えた ライアン・クーグラー監督が告白
2022年10月8日 12:00

大ヒット映画の続編「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」の公開を控えるライアン・クーグラー監督が、主演俳優チャドウィック・ボーズマンさんの突然の死を受け、一時は引退を検討していたことを明らかにした。
「ブラックパンサー2」として準備されていた同作は、2021年3月のクランクインを予定していた。だが前年8月、主演のボーズマンさんの死が突如発表された。遺族によると、16年にステージ3の大腸がんと診断されて以降、ボーズマンさんは4年にわたり闘病を続けながら映画出演をこなしていたという。この件に関して、ボーズマンさんは一切口外しなかったため、クーグラー監督は悲しみのどん底に突き落とされたという。
「私は『この業界から引退しよう』という精神状態にあった」と、クーグラー監督は米エンターテインメント・ウィークリーのインタビューで振り返る。「あまりにも辛かったから、『ブラックパンサー』の続編はおろか、どんな映画も作ることができないと思っていた。『どうしたら、また前向きに考えられるようになるんだろう?』という気分だったんだ」
その後、クーグラー監督はボーズマンさんとの思い出を振り返ったという。昔の映像を見直したり、ボーズマンさんがティ・チャラ役や「ブラックパンサー」について語った過去のインタビューを聞き直し、「末期に彼と交わしたたくさんの会話を思い返し、続けることのほうに意味があると判断したんだ」と吐露する。
こうして「ブラックパンサー2」の脚本を大幅に書き替え、「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」として完成させた。現実世界と同様に、物語世界でもティ・チャラが不在という設定で描かれた。「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」は、11月11日に公開される。
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