太宰治「斜陽」75周年記念作「鳩のごとく 蛇のごとく」“恋と革命の物語”ポスター&予告編
2022年9月29日 12:00

1947年に出版され“斜陽族”と流行語にもなった太宰治の名著「斜陽」執筆から75周年を記念した映画「鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽」のポスターと予告編が公開された。
ヒロインのかず子を宮本茉由、彼女が想いを寄せる売れ子作家上原を安藤政信が演じ、戦後の日本を舞台に“恋と革命の物語”が綴られる。
予告編は「人間は恋と革命のために生れて来たのだ。」と、「斜陽」に刻まれた太宰治の名言で始まり、売れっ子作家、上原がかず子にいきなり接吻する衝撃の場面が展開。「鳩のごとく素直に、蛇のごとく慧(さと)かれ、というイエスの言葉を思い出し、ある決心をした」と東京へと向かうかず子の姿が映し出される。
終戦を迎え、住み慣れた土地を離れ、激動の時代を懸命に生き抜くことを決意したかず子は、太宰自身が投影された上原に想いを寄せる。「俺には女房も子供もいるんだぜ」という男に、「私の生きがいはあなたを愛して子供を産むことなの」と応じるかず子に新たな価値観で生き抜くと決めた強い意志がにじむ。混沌とした時代に、常識から外れ自由に生きる男と、強く真っ直ぐに生きる女が出会う“恋と革命の物語”に期待が高まる。
また、予告映像では没落貴族の母・都貴子に水野真紀、貴族の血に抗いながら麻薬と酒に逃げ破滅していく弟・直治を奥野壮、上原行きつけの酒場の女将に萬田久子、都貴子を診察する三宅医師に柄本明と実力派による共演陣も確認できる。
「鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽」は、10月28日からTOHOシネマズ甲府先行、11月4日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国で公開。
(C)2022「鳩のごとく 蛇のごとく」製作委員会
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