鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽

劇場公開日:

鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽

解説

太宰治の名作小説「斜陽」を、「うさぎ追いし 山極勝三郎物語」「ふみ子の海」の近藤明男監督が映画化。名匠・増村保造の助監督を務めていた近藤監督が、増村監督と脚本家・白坂依志夫が遺した草稿脚本をもとに脚本を完成させた。

昭和20年。父を亡くした没落貴族のかず子と母・都貴子は、生活のために本郷西方町の家を売り、西伊豆へ引っ越すことに。そんな中、戦地で行方不明になっていた弟・直治が帰還するとの知らせが届く。歳の離れた資産家との結婚を勧める母に怒りを覚えたかず子は、6年前、まだ学生だった直治が師匠と仰いだ中年作家・上原との出会いを思い起こしていく。

本作が映画デビューとなるモデル出身の宮本茉由がかず子役で初主演を務め、母・都貴子を水野真紀、弟・直治を奥野壮、太宰が自らを投影した作家・上原を安藤政信が演じる。

2022年製作/109分/G/日本
配給:彩プロ
劇場公開日:2022年11月4日

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(C)2022「鳩のごとく 蛇のごとく」製作委員会

映画レビュー

3.5太宰治の名作の映画版。山梨県出身の俳優陣が活躍。

2023年7月11日
PCから投稿

太宰治の名作「斜陽」を映画化した作品。
山梨県出身の俳優陣が出演し、ロケ地も山梨県だったということで、
山梨県出身の私にはとても親近感のある作品でした。
貴族出身の主人公の女性が戦後没落した中でも、
自分の生きる道は自分で切り開いていくという姿に胸を打たれました。
先行きを見通すのが難しい時代ですが、経営者として仲間と一緒に自分たちの力で切り開いていきたいと思います。

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佐田敏樹

3.0この女優さんだーれ?

2022年11月28日
Androidアプリから投稿

って感じで観賞、安藤政信も良かったし、公開少ないけど観ても損ナシですよー

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雨の夜はヤバイゼ

4.0やっぱり観てよかった

2022年11月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

暗い気持ちで帰ることになるだろうと覚悟して観たけれど、そんな気持ちにならなかった。安藤さんの太宰治は本当にイメージ通りで上手でした。とにかく皆さん演技が上手い。主人公かずこ役の宮本さんも、綺麗で世間を知らないかずこがピッタリでよかったです。

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よっしーな

4.0腹をくくった女の生き様

2022年11月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

『いとみち』『犬部』同様、県内全劇場で上映。
斜陽館に行ったことはあるけれど、太宰治の本は1、2作読んだことがある程度。

キスシーンはあれど、さほど直接的な場面があるわけでもないのに、なんだか官能的というか、そこはかとなく漂う艶っぽさ。
没落しても元華族、戦後の闇市で猥雑な身なりの女性の中に、ひときわ目立つ鮮やかな青い着物のかず子。俯かず前を見る目に、激動の世を生き抜く強さを感じた。
演じる宮本茉由さんは、演技はまだまだ伸び代がといった感じだけど、佇まいがすごく良かった。

上原は太宰が自らを投影したそうだが、家に金も入れず酒呑みで女好き、なのに女たちがほっとかない。イメージする太宰治ってそんな感じ。
安藤政信さんは適役かと思う。若い頃はすごく美形だったけど、歳を取って色っぽくなったなぁ。
歌はアレだったけど。

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コビトカバ
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