デイミアン・チャゼル監督、最新作「バビロン」は「これまででもっとも苦労した」
2022年9月19日 14:00

待望の新作「バビロン」の公開を控えるデイミアン・チャゼル監督が、トロント国際映画祭のトークイベント「カンバセーション・ウィズ・デイミアン・チャゼル」に登壇した。
トロント国際映画祭のプログラマーであるキャメロン・ベイリーが進行を務め、長編映画デビュー作の「セッション」から、アカデミー賞監督賞に輝いた「ラ・ラ・ランド」、初のメジャースタジオ映画「ファースト・マン」とチャゼル監督のキャリアを辿る展開となったが、会場に詰めかけた観客の最大の注目は、年末に全米公開を予定している最新作「バビロン」だった。
同作は1920年代のハリウッドを舞台に展開する群像劇で、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーら注目キャストが参加している注目作であるものの、ほとんど情報が明かされていない。
常に過去作と違う作品をつくりたくなると言うチャゼル監督は、静寂に満ちた「ファースト・マン」と対極の映画を作りたいという欲求から、「バビロン」の構想を得たという。
「当時のずっとワイルドな西部だったころの雰囲気を捉えることが目的だった」と説明。さらに、「彼らはゼロから街を作り上げていたわけで、そのためにはある意味でクレイジーな人間が必要だった。だから、そんな連中の多くがドラッグをやったり、パーティに明けくれるのは当然のことだったんだ」
なお、キャラクターは実在の人物にインスパイアされたか、複数の人物を組み合わせたものが多いという。同作は、これまでのチャゼル作品でもっとも登場人物が多いことから、撮影ももっとも苦労したと、チャゼル監督は述懐する。
ちなみに、まだポストプロダクション中のため完成作は上映されなかったが、この場で世界に先駆けて予告編が公開された。「バビロン」は12月に全米公開予定。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“人生の物語”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ
むちゃくちゃすぎておもろい
【この“刺激作”、超オススメ!】“中毒者”爆増中! 世界記録樹立の爆裂ヒット作!!
提供:JCOM株式会社
エグい怖い、そしてむちゃ楽しい――
【ホラー映画史上歴代No.1】まずは映像をごらんください――超人気シリーズ、極限の完結編!!
提供:ワーナー・ブラザース映画
たまらなく好きで、狂いそうになる珠玉の一作
3人の青春と絆が、愛おしくて――北村匠海×林裕太×綾野剛に感情移入が止まらない
提供:THE SEVEN、ショウゲート